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原雅明の検索結果1 - 31 件 / 31件

  • ここがceroの本当の始まり――高城晶平&荒内佑が語る『e o』。真新しいものがなくなり、音楽はどこへ? | CINRA

    ここがceroの本当の始まり――高城晶平&荒内佑が語る『e o』。真新しいものがなくなり、音楽はどこへ? たとえば、世の中に数多ある音楽作品を「語りやすい作品」とそうでない作品に分けるとするなら、ceroの5作目『e o』は後者にあたるだろう。前々作『Obscure Ride』(2015年)は、ネオソウルやR&B、ニュージャズといったジャンルやサウンドを独自に消化し、コンセプチュアルに制作された傑作であると同時に、本人らも公言しているようにある種「語りやすい作品」でもあった。 「語りやすさ」と作品の強度、クオリティーはおそらく何ら関係はない。実際『e o』は、歌詞とサウンドの関係性がこれまで以上に緊密になっている、という一点から見ても、ceroの作品のなかで一番の音楽的到達点にあると思う。なのだが、この作品を説明したり、語ることはとにかく難しい。 そのことは、本作がコンセプトや指標のような

      ここがceroの本当の始まり――高城晶平&荒内佑が語る『e o』。真新しいものがなくなり、音楽はどこへ? | CINRA
    • アニメに電子音楽 日本のカルチャーとポーター・ロビンソンの蜜月 | CINRA

      アニメや電子音楽などをはじめ、日本の文化に関心を持ち、深い想いを抱いているポーター・ロビンソン。 たとえば、長谷川白紙も出演したオンラインフェス『Secret Sky 2020』でポーターは、アニメ『ちょびっツ』のオープニングテーマであるRound Table“Let Me Be With You feat. Nino”や、パソコン音楽クラブ“hikari feat.長谷川白紙”、宇多田ヒカル“Heart Station“を印象的にプレイしていた。また高木正勝を「ヒーロー」と呼び敬意を寄せていることに加えて、不定期で更新されているSpotifyのアーティストプレイリストでも、その趣向をうかがい知ることができる。 これらのことは一体どんな意味を持つのだろうか? この記事をまとめて私は、ポーターの感覚には単なる個人の趣味嗜好を超えた何かがあるはずだという確信を強めた。そしてその感覚は、この国で

        アニメに電子音楽 日本のカルチャーとポーター・ロビンソンの蜜月 | CINRA
      • 世界で一番進んでいたレコード文化の国の変化 佐々木敦に聞く

        1995年、渋谷区宇田川町にHEADZの事務所を構えた佐々木敦は言う。「1990年代を通して、世界で一番進んでいたレコード文化の国であった日本の中の、最も進んだスポットが渋谷だった」。タワーレコードやHMVといった大型ショップがにぎわう一方、宇田川町にはクラブミュージック系のレコードショップが密集し、雑居ビルの中にはマニアックなリスナーが夜な夜な通うアヴァンギャルド系のショップも点在した1990年代の渋谷。ライブハウスやクラブも含め、そこを行きかう若者たちが最先端の音楽文化を作り上げていた。 それから25年が経ち、インターネットの浸透は情報のあり方を質的に変え、再開発によって街の風景は大きく様変わりした。きらびやかな建物が増え、渋谷を訪れる層は広がったように思うが、かつての文化的な熱量は拡散してしまった印象も拭えない。そして、そんな最中での新型コロナウイルス感染症の拡大。都市のあり方が改め

          世界で一番進んでいたレコード文化の国の変化 佐々木敦に聞く
        • ジム・オルークが石橋英子と語る、音楽を取り巻く「少し変」なこと。音楽体験を拡張する環境と文脈の話 | CINRA

          どんな音楽であれ、自宅なのか、散歩中なのか、満員電車のなかなのか、イヤホンやヘッドホンで聴くにしても、はたまたクラブなのか、野外フェスなのか、サウンドシステムを通じて聴くにしても、「聴く環境」によって音楽の感じ方に変化を感じたことがある人は、きっと少なくないだろう。 9月30日、10月1日の2日間にわたって長野県・五光牧場オートキャンプ場で開催されるリスニング野外イベント『EACH STORY』は、来場者の音楽体験を拡張するような「聴く環境」づくりに力を入れている。 今年は、ジム・オルーク、石橋英子、山本達久によるトリオ「カフカ鼾」や、Matthewdavid、ファビアーノ・ド・ナシメントらが出演。1日のなかで四季の移ろいを感じさせる自然豊かな環境で、エレクトロニックミュージックや即興演奏、ジャズ、アンビエントなどといった音楽を、こだわりのサウンドシステムで浴びられる貴重な機会となる。 2

            ジム・オルークが石橋英子と語る、音楽を取り巻く「少し変」なこと。音楽体験を拡張する環境と文脈の話 | CINRA
          • 坂本龍一『B-2 UNIT』の革新性について、音楽評論家・柳樂光隆に聞く - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

            坂本龍一のセカンド・ソロ・アルバム『B-2 UNIT』は、YMO人気が絶頂を極めていた1980年にリリース。当時の先端音楽シーンで注目されていたダブやアフロといった要素を、独自の解釈で取り入れた意欲作で、今なお聴き手に新鮮な驚きを与え続けています。そんな名盤『B-2 UNIT』に、リマスタリングが施されたリイシューが登場。e-onkyo musicでも本作初のハイレゾ音源の配信がスタートしています。この機会に、本作の革新性に迫るべく、音楽評論家の柳樂光隆さんをお迎えし、ハイレゾ音源を試聴しながらお話をうかがいました。 ■90年代末に『B-2 UNIT』と出会う ── 柳樂さんは1979年のお生まれですので、『B-2 UNIT』はリアルタイムではなく、後の時代になって聴かれたと思うのですが、どのようなきっかけで本作と出会ったのですか? 柳樂:時代としては再生YMOのころです。中学生のころ、『

              坂本龍一『B-2 UNIT』の革新性について、音楽評論家・柳樂光隆に聞く - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】
            • ■ - いーぐる後藤のジャズ日記

              【「50年のジャズ・アルバム・ベスト100」が面白い】 現在発売中の『ミュージック・マガジン』に「50年のジャズ・アルバム・ベスト100」という記事が掲載され、各方面から話題を呼んでいるようです。この企画は、37人の音楽関係者が1969年以降2019年に至る、50年間に限定したジャズ・アルバム・ベスト30枚を選出し、それを編集部が集計しベスト100を選出したものです。そしてその結果について村井康司さんと柳楽光隆さんがたいへん興味深い対談を行っています。 選出された「ベスト100」や対談は『ミュージック・マガジン』をご覧いただくとして、たまたま私もその元となるベスト30選出に参加しているので、私のセレクトをご紹介しつつ、選定結果、選定過程に対して感想を述べてみます。なお冒頭の数字は私の順位で、アルバムの後ろの数字は「ベスト100」の順位を表しています。 後藤雅洋の選んだ1969~2019「ジ

                ■ - いーぐる後藤のジャズ日記
              • ジャズ・トゥナイト 2020年6月6日(シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ、ヌバイア・ガルシア & ジョー・アーモン・ジョーンズ) - ラジオと音楽

                ジャズ・フロム・LONDON 最近のロンドンのジャズ事情に迫る特集。 昨年7月13日に音楽ライターの原雅明さんにゲストで来てもらってロンドンとLAの最近のジャズ・コレクティブの話を聞かせて頂きました。 今年の3月7日「ウーマンインジャズ」という特集でロンドンシーンとりわけ女性の活躍が非常に目立つのでロンドンの女性アーティストを何人か紹介して頂きました。 大友さんは5月にロンドンでライブをする予定があったそうで、その際にオフの時間を3日ほど設けてロンドンのジャズシーンを取材しようと思っていたそうです。行けなくなってしまったのですが、その際に取材をしようとしていたロンドン初のインターネットラジオ「Worldwide FM」で番組制作をしているプロデューサの木村真理さんに電話をつないで取材をされたそうです。 ロンドンにおけるジャズはアンダーグランドなものではなく、気軽に踊れるようなものだそうです

                  ジャズ・トゥナイト 2020年6月6日(シャバカ・アンド・ジ・アンセスターズ、ヌバイア・ガルシア & ジョー・アーモン・ジョーンズ) - ラジオと音楽
                • 坂本龍一『B-2 UNIT』の革新性について、音楽評論家・柳樂光隆に聞く - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

                  坂本龍一のセカンド・ソロ・アルバム『B-2 UNIT』は、YMO人気が絶頂を極めていた1980年にリリース。当時の先端音楽シーンで注目されていたダブやアフロといった要素を、独自の解釈で取り入れた意欲作で、今なお聴き手に新鮮な驚きを与え続けています。そんな名盤『B-2 UNIT』に、リマスタリングが施されたリイシューが登場。e-onkyo musicでも本作初のハイレゾ音源の配信がスタートしています。この機会に、本作の革新性に迫るべく、音楽評論家の柳樂光隆さんをお迎えし、ハイレゾ音源を試聴しながらお話をうかがいました。 ■90年代末に『B-2 UNIT』と出会う ── 柳樂さんは1979年のお生まれですので、『B-2 UNIT』はリアルタイムではなく、後の時代になって聴かれたと思うのですが、どのようなきっかけで本作と出会ったのですか? 柳樂:時代としては再生YMOのころです。中学生のころ、『

                    坂本龍一『B-2 UNIT』の革新性について、音楽評論家・柳樂光隆に聞く - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】
                  • ☞Jazz The New Chapter 6 - 目次 / 前書き #JTNC6|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira

                    21世紀に入ってから音楽はずっと進化を続けているのに、いつまでも100年前の古い言語で語れるわけがないんだよ。僕は新しい言語を使いたい −−クリスチャン・スコット ■Contents:目次 ◇SPECIAL INTERVIEW Thundercat Flying Lotus Christian Scott aTunde Adjuah Brittany Howard Meshell Ndegeocello Chassol Jacob Collier COLUMN 『Flamagra』と『The Renaissance』 ロバート・グラスパー『Fuck Yo Feelings』の先進性 非西洋科学的テーマに注がれる視線 ★ジェイコブ・コリアーに至る合唱曲史(小室敬幸) ◇PART 1 : A NEW GENERATION OF JAZZ James Francies / Joel Ross /

                      ☞Jazz The New Chapter 6 - 目次 / 前書き #JTNC6|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira
                    • interview with Shabaka | ele-king

                      Home > Interviews > interview with Shabaka - シャバカ・ハッチングス、フルートと尺八に活路を開く シャバカ・ハッチングスに以前インタヴューをしたのは、ザ・コメット・イズ・カミングで来日した2019年のことだった。他のメンバーに比べて発言は控えめだったが、観客と共に演奏に伴うエネルギーや生命力を育んできたということを語っていたのが、特に印象に残っている。実際、そのライヴも、並行して取り組んでいたサンズ・オブ・ケメットやシャバカ・アンド・ジ・アンセスターズの活動も、外に向かうパワフルでポジティヴなエネルギーに満ちたものだった。現行のUKジャズ・シーンを語るときに、その牽引者として真っ先に名前を挙げられる存在だった彼が、シャバカ名義でリリースしたソロEP「Afrikan Culture」は、しかし、そのイメージを覆すものだった。 テナー・サックスの代わ

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                      • interview with Slauson Malone 1 | ele-king

                        Home > Interviews > interview with Slauson Malone 1 - 美術家スローソン・マローン1が〈Warp〉から音楽作品を出した理由 スローソン・マローン1ことジャスパー・マルサリスが、〈Warp〉と契約を交わし、アルバム『EXCELSIOR』をリリースした。プロデューサー、ミュージシャンであると共に、ファイン・アートの世界でも活動するアーティストだ。ニューヨークやロサンゼルスで個展を開催し、最近もチューリヒ美術館のビエンナーレに招聘されている。ロサンゼルスに生まれ、いまも活動拠点としているが、10代でニューヨークに移り住み、美術を学び、クリエイターとしてのキャリアをスタートさせた。 彼のアート作品は、油彩の抽象画、釘やハンダを組み付けたキャンバス、コンタクト・マイクを使ったサウンド・インスタレーションなど多岐に渡るが、「自分の心に残るものは自分が

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                        • suzukiski インタビュー | 日本エレクトロニック・ミュージックシーンの才人、スズキスキー。デビュー作『Thought』から『Ozma』に至るまで、各作品の制作背景や当時のシーン、レイ・ハラカミとの交流などから振り返る。 | OTOTSU

                          〈OTOTSU〉は、diskunion DIW によるデジタル・キュレーション&ディストリビューションサービスです。詳しくはこちら HOMEINTERVIEWsuzukiski インタビュー | 日本エレクトロニック・ミュージックシーンの才人、スズキスキー。デビュー作『Thought』から『Ozma』に至るまで、各作品の制作背景や当時のシーン、レイ・ハラカミとの交流などから振り返る。 suzukiski インタビュー | 日本エレクトロニック・ミュージックシーンの才人、スズキスキー。デビュー作『Thought』から『Ozma』に至るまで、各作品の制作背景や当時のシーン、レイ・ハラカミとの交流などから振り返る。 2022 7/06 Photo by:Kozaburo Sakamoto 日本のテクノ黎明期から活動を開始し、シーンが発展・多様化していく中、独自のスタンスで魅力あふれるエレクトロニ

                            suzukiski インタビュー | 日本エレクトロニック・ミュージックシーンの才人、スズキスキー。デビュー作『Thought』から『Ozma』に至るまで、各作品の制作背景や当時のシーン、レイ・ハラカミとの交流などから振り返る。 | OTOTSU
                          • 笹久保伸はなぜ、どのようにサム・ゲンデルら海外の音楽家とつながった?ジャズとフォークロアから語る | CINRA

                            「世間のいろんなとこに目を配らなくても、じつはここに世界への入口がずっとあったということが、わかりやすくなってきているなと思います。なにかに同調しなくてもいい。自分に集中していれば、つながるべき人がここにいる、みたいな感覚です」(※) 世界中の人とその音楽を通じて交感できてしまう音楽家は、いまどんなこと考えているのだろう。そんな疑問をぶつけてみたら、青葉市子はこう答えてくれた。「じつはここに世界への入口がずっとあった」——この言葉を体現するように、現代ジャズの鬼才サム・ゲンデル、アントニオ・ロウレイロをはじめ、さまざまな海外の凄腕ミュージシャンたちと作品を発表する音楽家がいる。笹久保伸だ。 埼玉県秩父で生まれ育ち、現在もこの地に暮らす笹久保伸。この音楽家に聞いてみたいことがあった。あなたはどうしてこれほどまでに、さまざまな海外の音楽家たちとつながり、作品を残すことができているのか? 切り口

                              笹久保伸はなぜ、どのようにサム・ゲンデルら海外の音楽家とつながった?ジャズとフォークロアから語る | CINRA
                            • セレクターズ・チョイス--ジャズ7月新譜 by 原雅明 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

                              原雅明(はら まさあき) 音楽ジャーナリスト/ライターとして各種音楽雑誌、ライナーノーツ等に寄稿の傍ら、音楽レーベルrings(https://www.ringstokyo.com/)のプロデューサーとして、新たな潮流となる音楽の紹介に務める。また、LAのネットラジオ局の日本ブランチdublab.jp(https://dublab.jp/)のディレクターも担当。ホテルの選曲やDJも手掛け、都市や街と音楽との新たなマッチングにも関心を寄せる。著書『Jazz Thing ジャズという何かージャズが追い求めたサウンドをめぐって』(DU BOOKS)ほか。 Twitter:http://twitter.com/masaakihara 今月はまずUKのピアニスト、キーボード奏者カマール・ウイリアムスのニュー・アルバム『Wu Hen』から取り上げたい。ドラマーのユセフ・デイズとのユニット、ユセフ・カマ

                                セレクターズ・チョイス--ジャズ7月新譜 by 原雅明 - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】
                              • 『AA 五十年後のアルバート・アイラー』に寄稿したこと:フリージャズ通ではない僕が起用されている理由|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira

                                この本で柳樂は以下の2つの記事を担当しています。 ●アルバート・アイラー 主要ディスク・ガイド 柳樂光隆 細田成嗣 ▲鼎談 フリー・ジャズの再定義、あるいは個別の音楽に耳を傾けること 後藤雅洋 村井康司 柳樂光隆 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 「アルバート・アイラー 主要ディスク・ガイド」に関しては手が空いた時にInstagramでやっている”24時間で消えるディスクレビュー”として書いたものを転載したいと言われたので、少し修正して載せています。ディテールやデータを調べてまとめるのではなく、基本的には聴いて感じたことを書いてます(※データに関しては編集のほうでチェック済み)。 「鼎談 フリー・ジャズの再定義、あるいは個別の音楽に耳を傾けること」は後藤雅洋、村井康司と3時間とか4時間とか話したものをまとめた5万字越えの鼎談です。 この鼎談のための資料として作っていった「アルバート・アイ

                                  『AA 五十年後のアルバート・アイラー』に寄稿したこと:フリージャズ通ではない僕が起用されている理由|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira
                                • サム・ゲンデルとは誰か? - 吸い雲レコード

                                  まえがき 幼少期~南カリフォルニア大学へ 音楽活動開始~2016年 2017年 2018年 2019~2020年 プレイリスト ディスコグラフィ Inga Sam Gendel オリジナル・アルバム 編集盤 サウンドトラック with Sam WIlkes with Carlos Nino with Ethan Braun with Josiah Steinbrick 参考資料 まえがき サム・ゲンデル サム・ゲンデルはロサンゼルスを拠点に活動するシンガー・ソングライター、サックス奏者、ギタリスト。エフェクターを駆使した独特なサックス・サウンドをトレードマークとしつつ、ジャズ、フォーク、ヒップホップなどを横断したサウンドを生み出している。 そして、特徴的なのが他ミュージシャンとの活発なコラボレーションで、そのリストにはルイス・コールやモーゼス・サムニーをはじめとして、ヴァンパイア・ウィーク

                                    サム・ゲンデルとは誰か? - 吸い雲レコード
                                  • 「オルタナティブ」のゲームチェンジを図ったgoatの音を解剖。日野浩志郎ら10年の足跡、現在地を紐解く | CINRA

                                    日野浩志郎率いるgoatが結成より10年を迎えた。その10周年ツアーのゲストの面々が凄まじい。 初日の名古屋公演にはGEZANとCampanellaが、東京公演にはPhewと鎮座DOPENESSが、2日間開催される京都公演2日目では、Phew+山本精一のデュオとOGRE YOU ASSHOLEがgoatと共演。なお京都公演の初日は、日野浩志郎と中川裕貴によるユニット・KAKUHANが、ジム・オルーク、石橋英子、山本達久からなるトリオ・カフカ鼾に加え、空間現代×吉増剛造が出演する。 ジャンルを越えて国内のミュージシャンから信頼を集める一方で、ソロ名義であるYPYを含め、日野浩志郎の音楽はいま海外のリスナーからも熱い注目を集めている。昨年リリースされたKAKUHANのデビュー作はイギリスの独立系オンラインレコード店「Boomkat」の2022年のトップリリースで5位に選出された。 goatとは

                                      「オルタナティブ」のゲームチェンジを図ったgoatの音を解剖。日野浩志郎ら10年の足跡、現在地を紐解く | CINRA
                                    • 特集「追悼・坂本龍一」 『ミュージック・マガジン6月号』発売 - amass

                                      『ミュージック・マガジン6月号』の特集は「追悼・坂本龍一」。彼を愛するさまざまなミュージシャンの言葉とともに、その軌跡を振り返る。もうひとつの特集は「cero」。5月19日発売 ■『ミュージック・マガジン 2023年6月号』 5/19発売 定価930円(本体845円)/A5判224ページ/2023年6月1日発行[雑誌08479-6] <内容> 【特集】 追悼・坂本龍一 3月28日、惜しまれながら逝去した音楽家・坂本龍一。YMOや映画音楽での世界的成功をはじめ、その音楽的功績、後続するアーティストに与えた影響は計り知れない。社会問題や環境問題などについて積極的に発信するアクティヴィストとしても多大な足跡を残した。彼を愛するさまざまなミュージシャンの言葉とともに、その軌跡を振り返る。 ■ 坂本龍一さんの音楽と個人的経験から導かれた追悼文(高橋健太郎) ■ 後藤正文インタヴュー〜最終的にはストリ

                                        特集「追悼・坂本龍一」 『ミュージック・マガジン6月号』発売 - amass
                                      • 青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2021年6月号 特集=レイ・ハラカミ

                                        -『unrest』『opa*q』『red crub』から『lust』、『暗やみの色』まで…没後10年- 〈レイ〉の来し方/行く末 その音楽は淡い光線のごとく内耳に充満し、かと思えば瞬く間に天球へと散逸する。まだ身体に宿っている残響のあたたかさを感じつつ、われわれはその残された電子音の記録を幾度となくリプレイしよう。『unrest』『opa*q』『red curb』から『lust』、そして『暗やみの色』へ。投射されたその星々はいまどこにつながっているのか、没後10年を機に〈レイ・ハラカミ〉を問い直す。 【お知らせ(お詫び)】 『ユリイカ』2021年6月号「特集=レイ・ハラカミ」のP.10の上記罫線がずれ、ページ表記が見切れております。 本文の内容に問題はございませんが、読者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと心よりお詫び申し上げます。 特集*レイ・ハラカミ――『unrest』『opa*q』

                                        • 表紙&巻頭はノエル・ギャラガー、坂本龍一追悼の特別企画も 『サウンド&レコーディング・マガジン7月号』発売 - amass

                                          『サウンド&レコーディング・マガジン7月号』の表紙&巻頭はノエル・ギャラガー。最新作の制作を語る&プライベート・スタジオの全貌を本邦初公開。特集は「AIがプラグイン・チェインを選んでくれる!? WAVESの最新システムを5人のクリエイターが使ってみた」。特別企画として「坂本龍一 -- サウンドの探求者が見つけたもの、私たちがなすべきこと --」も。5月25日発売 ■『サウンド&レコーディング・マガジン 2023年7月号』 定価:1,500円 (本体1,364円+税10%) 発売日:2023.05.25 <内容> ■表紙&巻頭 ノエル・ギャラガー ★ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの最新作 『カウンシル・スカイズ』の制作を語る ★プライベート・スタジオの全貌を本邦初公開 ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの4作目となるオリジナル・アルバム『カウンシル・スカイズ』は、

                                            表紙&巻頭はノエル・ギャラガー、坂本龍一追悼の特別企画も 『サウンド&レコーディング・マガジン7月号』発売 - amass
                                          • 孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―前編― - TOKION

                                            投稿日 2021-10-25 更新日 2021-11-06 Author 原雅明 MUSIC 育てる ゼロ年代に降神のMCとしてシーンに登場して以来、独自の感性・視点から日本語表現を探究し続ける表現者・志人へロングインタビュー。前編はヒップホップへの目覚めや演劇との出会いについて。 ラッパーとしての姿を最後に見たのは、いつだったろう。その記憶はもはや曖昧だが、強烈に覚えていることはある。ステージのない、地下にあるコンクリート剥き出しの小さなスペースで、DJもバックトラックもなく、唯一人で言葉を繰り出していた。マイクも握っていなかった。それを、パフォーマンスやスポークン・ワードと呼ぶことを躊躇わせる何かがあったことも覚えている。 2021年に話は飛ぶ。僕のもとに送り届けられた『心眼銀河-SHINGANGINGA-』の音楽に聴き入り、手作りの書籍の質感を確かめながら頁をめくった。そして、現在の

                                              孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―前編― - TOKION
                                            • 王舟『Big fish』の謎。ストレンジで軽やか、その捉えどころのない音をクロス・レヴューで言語化 | Mikiki

                                              個人的な営み=ソングライティングと社会的な作業=ミックスを等価に置いた、軽やかなポップス集 by 小鉄昇一郎 限りなくプライヴェートな、宅録ないし小規模なスタジオでの録音でのみ生まれえる、箱庭的で繊細なムードを放ちつつ、しかしどこかアッケラカンとした風通しの良さも感じさせる音作りは、アイヴス兄弟による宅録ポップ・デュオのウー(Woo)、ジェリー・ペーパー や細野晴臣のソロ・アルバムなどにも通じる空気感……王舟の3年振りとなるアルバム『Big fish』を一聴した感触はそのようなものだ。 その〈風通しの良さ〉はどこから来ているのか? さまざまなな要因はあろうが、重要なのが〈抜けのいい〉ミックスのバランス感覚ではないだろうか。とりわけ低音のコシの太さが、ダンス・ミュージックのそれを参照としつつも、あくまでポップス・マナーの範疇で処理されている。 特に顕著なのが“0418”のサブベース――減退せ

                                                王舟『Big fish』の謎。ストレンジで軽やか、その捉えどころのない音をクロス・レヴューで言語化 | Mikiki
                                              • 55年で3人のみ。名門「ECM」が手がけた日本人が語る、グローバルで通用する「音」に必要なもの | CINRA

                                                近年、YouTubeやストリーミングサービス、SNSの普及を背景に、環境音楽やシティポップ、あるいは現行のポップミュージックの領域においても、日本の音楽家たちによってつくられた音楽が海外のリスナーの耳に届くケースは珍しくなくなった。海の向こう側の彼ら彼女らは日本から生まれた音楽に、どのような眼差しを向けているのか。その音に何を聴き取っているのか。 「静寂の次に美しい音(The Most Beautiful Sound Next To Silence)」をコンセプトに掲げ、ヨーロッパを代表するジャズレーベル「ECM Records」。送り出された作品数は1,700を超えるが、「ECM」の55年の歴史において日本人ジャズミュージシャンによるリーダー作品は3作しか存在しない(※)。本稿ではその3人のうちの2名、福盛進也と田中鮎美に話を訊いている。 2015年に逝去した菊地雅章を含めた3人の音楽が

                                                  55年で3人のみ。名門「ECM」が手がけた日本人が語る、グローバルで通用する「音」に必要なもの | CINRA
                                                • ジャズ・トゥナイト 2019年7月13日 - ラジオと音楽

                                                  今回は音楽ジャーナリストの原雅明さんをゲストに迎えて「コレクティブ・ジャズ」の特集でした。初心者にも解りやすい説明でした。 ジャズにはビッグ・バンドとかラージ・アンサンブルという大きな集団で演奏する形態からトリオとかカルテットのようなスモール・コンボという形態まであるのですが、何れにしても強力なリーダがいてその元で演奏するというもの。 「コレクティブ」はそうでなく一応リーダ的存在はいるけれども、メンバーも流動的だし、コミュニティーみたいなものから成り立っているジャズの集団。2010年代に入ってから特に目立ってきたそうです。実際にグループ名として「コレクティブ」と付けている集団も多くなってきているそうで、ロサンゼルスとロンドンのシーンで盛んだそうです。 ロサンゼルスの中心人物はカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)。サンダー・キャット(Thundercat)など個でもキャラ

                                                    ジャズ・トゥナイト 2019年7月13日 - ラジオと音楽
                                                  • 即興と編集 - 吸い雲レコード

                                                    先日『イン・ア・サイレント・ウェイ』コンプリート・セッションの「Shhh/Peaceful」を聴いていてスタジオ盤との大きな違いに気が付いた。同曲はセッションで演奏されていた際には、明確なテーマ部を持っているということである。 マイルス、ハービー、ジョン・マクラフリンらが揃ってテーマを奏で、そこから各自がソロに入っていく。つまり、テーマ→ソロ→テーマというモダン・ジャズのオーソドックスな構造がより強く維持されているのだ。そこでは、茫洋としたプレイに徹しているように思えたジョン・マクラフリンも、意外にも“ソロらしい”ソロを披露している。しかし、その部分はテオ・マセロの編集によってばっさりカットされているのだ。 このアルバムでマイルスが追求したサウンドについて、原雅明は、「マイルス・デイヴィスから、環境音楽へ——ジャズの「帝王」が1980年代の日本の環境音楽に与えた影響を探る」で、「中心を欠い

                                                      即興と編集 - 吸い雲レコード
                                                    • 細田成嗣=編『AA 五十年後のアルバート・アイラー』‐カンパニー社

                                                      AA 五十年後のアルバート・アイラー 編者 細田成嗣 装丁・組版 田中芳秀 四六判並製:512頁 発行日:2021年1月 本体価格:3,800円(+税) ISBN:978-4-910065-04-5 ニューヨークのイースト・リヴァーで変死体が発見されてから半世紀——未だ謎に包まれた天才音楽家アルバート・アイラーの魅力を解き明かす決定的な一冊が登場! 34歳で夭折したフリー・ジャズの伝説的存在、アルバート・アイラー。ジャズ、ロック、ファンク、R&B、カリプソ、民謡、ノイズ、インプロ、現代音楽、または映画や文学に至るまで、ジャンルを飛び越えて多大な影響を与え続けるアイラーの全貌を、2020年代の視点から詳らかにする国内初の書籍が完成した。 総勢30名以上のミュージシャン/批評家/研究者らによる、緻密な音楽分析をはじめ、既存の評論やジャーナリズムの再検討、または社会、文化、政治、宗教にまで広がる

                                                      • 【2021年・年間ベストアルバム記事リンク集】 - Closed Eye Visuals

                                                        【2021年・年間ベストアルバム記事リンク集】 各媒体から発表された2021年「年間ベストアルバム」記事のリンク集です。 (英語メディアの場合は元記事でなく日本語の説明付きで整理してあるものを選ぶようにしました) 備忘録としてまとめさせていただきます。 なお、海外の《音楽雑誌・サイト》に関しては、集計サイト Album of The Year https://www.albumoftheyear.org/ratings/6-highest-rated/2021/1 が概ね網羅してくれています。 英語に抵抗がない方はこちらも読むことをお勧めします。 Rate Your Music https://rateyourmusic.com/charts/ も参考になります。 参考:ディグの仕方などについて https://twitter.com/meshupecialshi1/status/1424

                                                          【2021年・年間ベストアルバム記事リンク集】 - Closed Eye Visuals
                                                        • 【2020年・年間ベストアルバム記事リンク集】(随時更新) - Closed Eye Visuals

                                                          【2020年・年間ベストアルバム記事リンク集】(随時更新) 各媒体から発表された2020年「年間ベストアルバム」記事のリンク集です。 (英語メディアの場合は元記事でなく日本語の説明付きで整理してあるものを選ぶようにしました) 備忘録としてここに載せておきます。 なお、海外の《音楽雑誌・サイト》に関しては、集計サイト Album of The Year ‪https://www.albumoftheyear.org/ratings/6-highest-rated/2020/1 が概ね網羅してくれています。 英語に抵抗がない方はこちらも読むことをお勧めします。 《音楽雑誌・サイト》 (Web掲載分のリンク) Rough Trade(100) http://amass.jp/141216/ Uncut(75)11/10発行(1月号掲載) http://amass.jp/141308/ Decib

                                                            【2020年・年間ベストアルバム記事リンク集】(随時更新) - Closed Eye Visuals
                                                          • 孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―後編― - TOKION

                                                            投稿日 2021-11-06 Author 原雅明 MUSIC 育てる ゼロ年代に降神のMCとしてシーンに登場して以来、独自の感性・視点から日本語表現を探究し続ける表現者・志人へロングインタビュー。後編は「書く」という営為や新プロジェクト『8 ∞』について。 ヒップホップへの目覚めや演劇との出会いを語ったインタビュー前編に続き、今回は志人の表現の根底にある「書く」という営為や、ルリー・シャバラや吉増剛造らも参加する新プロジェクト『8 ∞』を紐解いていく。 最初にあるのは、閃きを「書く」という衝動 Photography Kazuo Yoshida ――『音で観るダンス』では、「志人(語り部)」とクレジットがありましたが、それは現在の志人さんの立場にも近いのでしょうか? 志人:そうですね、わからないものを語り継いでいく、あるいは自分が死んだあとに、こんな話があったんだよねっていうのを誰かが語

                                                              孤高の表現者・語り部=志人、その探究の道程と現在地を語る―後編― - TOKION
                                                            • Eテレ「星野源のおんがくこうろん」シーズン2

                                                              本放送 2022年12月3日(土) 午後9:00 ~ 午後9:30 再放送 2022年12月10日(土) 午前0:00 ~ 午前0:30 ※金曜深夜 ※以降、12月10日、17日、24日に放送予定 星野源がホストをつとめる音楽教養番組「星野源のおんがくこうろん」 待望のシーズン2の放送が決定! 全4回、毎回1人の「歴史を変えた音楽家」にスポットを当て、さらにディープに あなたの"音楽を聴く耳"をいつのまにか"田起こし"しちゃいます! シーズン2の初回は「限られた機材で無限の音を作り出した音楽家 レイ・ハラカミ」です! 今年2月に放送され、大きな反響があったEテレ「星野源のおんがくこうろん」。この度、シーズン2の放送が決定しました。 「星野源のおんがくこうろん」とは、音楽家・星野源がホストをつとめ、音楽を解説することが大好きなパペットの「かいせついん」たちと毎回1人の「歴史を変えた」音楽家に

                                                                Eテレ「星野源のおんがくこうろん」シーズン2
                                                              • 心と道理の狹間に揺れる折坂悠太 新章 | TURN

                                                                アルバム『心理』に参加している“重奏”(*1)のミュージシャンたちと、2019年4月に録音された『めめ live recording H31.04.03-04』というライヴ盤がある。CDとデジタルでリリースされたが、観客のいるライヴ・コンサートの録音ではなく、ミュージシャンたちの拠点である京都において映像込みで収録されたドキュメンタリー的な作品だ。2019年の冬から制作がスタートしたという『心理』の曲(「荼毘」)も演奏されている。映像で見ることができる演奏風景は、まるでコロナ禍を予見していたかのような、静けさと凛とした空気に包まれていた。そして、演奏そのものには、『心理』へと発展していった折坂悠太の変化が表れていた。 『めめ live recording H31.04.03-04』は、『平成』のインスト曲「take13」から始まる。折坂はマイクの前でポータブルラジオを持ち、受信した信号やノ

                                                                  心と道理の狹間に揺れる折坂悠太 新章 | TURN
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