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宮田登の検索結果1 - 14 件 / 14件

  • 魔力を有する性器、その他の話

    「女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリを拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。 中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女の代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌『漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトルの単行本がある。作品そのものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。 ○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公の物語である。 この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。

      魔力を有する性器、その他の話
    • 民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地

      しかし、世間では「妖怪は民俗学が扱うものだ」と考えるのがどうも一般的な捉え方のようです。翻って、「民俗学は妖怪を研究する学問だ」と考えている人までいるようです。 これは、明らかな誤解というよりありません。 (京極夏彦『文庫版 妖怪の理 妖怪の檻』角川文庫、角川書店、2011年、32頁) 「独断と偏見で選ぶ〝民俗学っぽいマンガ〟」を選ぶために このように思ったことはないだろうか。 「ホラーとかオカルト系のマンガって、たいてい民俗学者っぽいキャラが出てくるよね」 わかる。 でもじゃあ、実際、民俗学者が出てくるマンガってどんなものがあって、それってどれくらいあるのだろうか? そもそも、ホラーとかオカルトとか伝奇とか妖怪とかのマンガには、どうしてよく民俗学者が出てくるのだろうか? しかし、その問いに答えることは、実は容易ではない。 なぜか。 たとえば、考古学には、櫻井準也『考古学とポピュラー・カル

        民俗学っぽいマンガとは何か ——民俗学者が出てくるマンガまとめ - 猫は太陽の夢を見るか:番外地
      • まず読みたい100冊

        I. <まず読みたい図書> 1)全学生向きの図書 著作名 著者・編者名 *シリーズ名な ど 出版社 西暦発行年 現在書店で 入手が可能 か(○または ×) 筑波大学図書館 での所蔵の有無、 ある場合は配架番 号 *その他の情報 紹介コメント(80字以内) 三四郎 夏目漱石 岩波文庫 岩波書店 ◯ 081-I95-G10-6 漱石が明治時代の大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一 興。 地獄変・偸盗 芥川龍之介 新潮文庫 新潮社 ◯ 無 各作品は図書館所蔵 の他の版で読むこと ができる。 何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。 万葉集と日本人:読み継がれる 千二百年の歴史 小川靖彦 角川選書 KADOKAWA 2014 〇 911.12-O24 古典と呼ばれる作品が現代までどのように読み継がれてきたのか、そして それは書物(モノ)としてどのように伝えられてきたのか。

        • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

          2024年6月30日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,053点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

            ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
          • 親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗... | レファレンス協同データベース

            親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗学的にどういう意味を持つのか、また、そのような場所から子どもを拾うことの民俗学的な意味を知りたい。 以下の資料と情報を提供した。 1 図書 『現代民俗学入門』(佐野賢治[ほか]編 吉川弘文館 1996) p127-137「III 人と人との絆 2「家」と血縁幻想」 p128-130 橋の下から拾われることについて民俗学的解釈あり。 『子供の民俗学 子供はどこから来たのか』(飯島吉晴著 新曜社 1991) p42-63「二 異物としての子供 1出産をめぐる儀礼と伝承」 p42-44に、川と子どもの関係性についての記述あり。 p45「「お前は川から拾われてきたんだ」という伝承は、桃太郎や瓜子姫などの昔話との関連も指摘されており、生命や魂の原郷としての水界といった民衆の霊魂観や世界観、さらには子供

              親が子どもに、「お前は橋の下で拾った子どもだ」「川で拾ってきた」と言うことがあるが、橋の下や川が民俗... | レファレンス協同データベース
            • 災害時に必要な生理用品【もしもの時に備えたい】 - ガネしゃん

              ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。 【生理用品の社会史】を読みました。 これはお勧めしたい一冊です。 第一章 ナプキンがなかった時代の経血処理 植物から脱脂綿まで 私はアラフィフ世代ですが、 私が初めて生理になった時にはもうナプキンは進化していて便利な時代でした。 ただ周り全体が生理に対しての「意識」は低く、中学生の時女子のみが体育館に集められ保健の先生に月経と性の事について30分程度で話を聞いた位でした。 この時代の女子の体操服はブルマと言われるものでした。 アラフィフ世代の方はブルマに対する抵抗ありませんでしたか? 「生理の時は漏れないか」と一度は心配したことがあるのではないでしょうか? 男性教師も当たり前の様に思春期の生徒達の持物をチェックしていました。 今だとあり得ないですね。 それでも当時ナプキンはあって当たり前という感覚だったのですが「昔の女性達はどうしていた

                災害時に必要な生理用品【もしもの時に備えたい】 - ガネしゃん
              • 京極夏彦が語る、妖怪と世相の関係性 「災厄が過ぎ去って、平時がもどって、やっとお化けは活躍できる」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース

                〈巷説百物語〉シリーズの11年ぶりの新作『遠(とおくの)巷説百物語』が刊行された。一癖も二癖もある連中が様々な厄介ごとを「化け物退治」として落着させる時代小説のシリーズだ。柳田國男『遠野物語』で知られる遠野を舞台にした新作について、世界妖怪協会・お化け友の会代表代行でもあり、妖怪に関する造詣が深い著者の京極夏彦氏に話を聞いた。(8月14日取材) 【写真】トレードマークの指ぬき革手袋をはめた京極夏彦 ■『遠野物語』が書かれた時点で日本民俗学はまだない ――『遠巷説百物語』は、KADOKAWAの雑誌『怪と幽』に2019~2020年に連載されたものです。このシリーズは同誌の前身『怪』にずっと掲載されてきましたし、他の小説を書くよりその新作を書くほうがいいと思ったのですか。 京極:思いませんでした(笑)。僕は別に書きたいものなどありませんので、仕事としてお受けして、依頼にお応えしただけです。〈巷説

                  京極夏彦が語る、妖怪と世相の関係性 「災厄が過ぎ去って、平時がもどって、やっとお化けは活躍できる」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース
                • 漫画で花咲かせた琴剣さん、人懐っこい姿忘れられず - 大相撲 : 日刊スポーツ

                  大相撲の元力士で、日本相撲協会公認の漫画家でもある琴剣淳弥(ことつるぎ・じゅんや、本名・宮田登=みやた・のぼる)さんが26日、千葉県習志野市の病院で死去した。60歳だった。葬儀・告別式は30日午前9時から千葉県船橋市北本町1の3の11、セレモ船橋駅北口ホールで。喪主は妻鈴代(すずよ)さん。 ◇  ◇  ◇ 琴剣さんの所属していた佐渡ケ嶽部屋では、朝稽古取材のあと、必ず「ちゃんこを食べていきなさい」と当時の佐渡ケ嶽親方(元横綱琴櫻)やマネジャーから声をかけられた。「食べないと、今後は取材させないよ」と半ば強制的にちゃんこ場に座らせられた。 おいしかった。そのちゃんこをつくっていたのが、当時ちゃんこ長だった琴剣さんだった。気さくで人懐っこくて、すぐに仲良くなった。「ボク、漫画が好きなんです」と部屋の風景や力士の日常生活などを描いたものを見せられた。プロ顔負けの腕だった。 「もったいないですね。

                    漫画で花咲かせた琴剣さん、人懐っこい姿忘れられず - 大相撲 : 日刊スポーツ
                  • 宮田登の秘蔵ノートを公開 晩年の弟子が語る、民俗学者の知られざる人生(島村 恭則)

                    今月は、20世紀後半を代表する民俗学者、宮田登(1936-2000)の著作が2冊も文庫本で出された(『弥勒』講談社学術文庫、『霊魂の民俗学』ちくま学芸文庫)。 私は、大学院時代、晩年の弟子の一人として宮田に民俗学を仕込まれた経験を持つ。宮田登という民俗学者は、どのように生まれ、どのように民俗学を生きたのか。本人から直接聞いた話も紹介しつつ、解説してみよう。

                      宮田登の秘蔵ノートを公開 晩年の弟子が語る、民俗学者の知られざる人生(島村 恭則)
                    • ハーメルンの笛吹き男 ─伝説とその世界 阿部謹也

                      「笛吹き男とはいったい何か。当時のハーメルン市がおかれていた全ヨーロッパ的な位置のなかでこれらの問題を扱うことができれば、伝説の謎解き的面白さを越え、ヨーロッパ社会史に接近するひとつの突破口となりうる。ハーメルンの人々の姿が、当時の社会を圧縮した動態として描かれてゆく。このとき阿部氏にはヨーロッパ中世史構想の柱が、方位を持って建ったのであったろう。宮田登、網野善彦、塚本学、坪井洋文氏等とともに、中世史ブームといわれるきっかけの書となった。」 (解説「泉のような明晰」より) 第一部 笛吹き男伝説の成立 笛吹き男伝説の原型 グリムのドイツ伝説集 鼠捕り男のモチーフの出現 最古の史料を求めて 失踪した日付、人数、場所 1284年6月26日の出来事 さまざまな解釈をこえて リューネブルク手書本の信憑性 ハーメルン市の成立事情 ハーメルン市内の散策 ゼデミューンデの戦とある伝説解釈 「都市の空気は自

                        ハーメルンの笛吹き男 ─伝説とその世界 阿部謹也
                      • ええじゃないか-民衆運動の系譜

                        ええじゃないか-民衆運動の系譜 西垣晴次 著 新人物往来社 装幀 加固弘史 1973年5月20日発行 0021-30189-3306 なっとくのいく「ええじゃないか」解明 和歌森太郎(跋文) 明治維新とは、民衆にとって何であったのか。この問題につき語るとき、慶応3年末の「ええじゃないか」は軽視しがたい事象であり、幾たびか学者の考察対象となって来た。 ところが、この書のように、近年の地方史研究の成果を吸収し、じつに広範に関係史料を掘りおこした上で、古代以来の宗教的民衆運動の系譜をたどりつつ、周到綿密な考究の末、その歴史的位置づけに成功した業績は、これまで全く無い。伊勢神宮史を新しい視角で研究し続けてきた著者が、その過程で磨いた史眼、歴史・民俗にわたる事象把握のゆたかさが、ここにみごとに結晶している。 維新史を、日本の宗教社会史全体の中で見透す上でもだが、「ええじゃないか」現象の実態を正確に知

                        • 【2023年9月版】世界史関連の新刊60冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                          暑い夏に世界史関連本が豊作です 四半期恒例の世界史関連新刊の紹介です。 今回は2023年7月~9月の世界史関連新刊紹介です。 私のリサーチ力?も向上したのか、増えに増えて今回は60冊です。 今回は、新書、文庫、選書、学術書がとても多いです。 新書・文庫・選書・学術書 このカテゴリーだけで今回は26冊もあります。 これらは買う予定です。 ハイチ革命の世界史 奴隷たちがきりひらいた近代 (岩波新書 新赤版 1984) オットー大帝―辺境の戦士から「神聖ローマ帝国」樹立者へ (中公新書 2766) 十字軍国家 (筑摩選書) 1.『ハイチ革命の世界史 奴隷たちがきりひらいた近代』 岩波新書  浜 忠雄 著    2023/08/18 税込1056円 リンク 一八世紀末、カリブ海の島で黒人たちが立ち上がり、自らの手で史上初の奴隷解放を達成した──長く忘却されてきたハイチ革命は、いまや近代史の一大画期

                            【2023年9月版】世界史関連の新刊60冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                          • 女の本屋 > 中井久夫さん追悼 ちづこのブログNo.157

                            ★ このサイトを運営するNPO法人WANは、多様なフェミニズム実践とジェンダー研究の情報を発信・集積し、 ジェンダー平等を求める人々に交流の場を提供します。 昨年のもうひとつの訃報は、精神科医の中井久夫さん(1934-2022)でした。2022年8月8日没、享年88歳。敬愛してやまない人でした。 『現代思想』12月臨時増刊号が中井久夫さんの追悼特集となりました。頼まれて寄稿したエッセイをこちらも版元の許可を得て転載します。 ******************** 中井さんは「神の国」へ行ったのか? バレンタインズ・デーにチョコレートを送る、大好きなおじさまが、わたしには3人いた。そのおひとりが中井久夫さんである。 中井さんと初めて会ったのは、岩波書店の会議室だった。シリーズ『変貌する家族』全8巻(1991-92)の刊行にあたって、鶴見俊輔、中井久夫、中村達也、宮田登、山田太一という錚々た

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                            • 病因人間論 あるいは抵抗の産声のための少しだけ長い物語 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

                              ※注意! 筆者は医療の専門家ではなく、また当記事は文化史エッセイに属するものであり医学的内容に責任を負うものではありません。治療に関する判断は専門機関にご相談ください。 α.はじめに 自分の病気の成立に自分自身が能動的に関与しているということを本気で考える人がいたら、それによって病気の理論が変わるだけでなく、その人の世界との関係も一変するだろう。彼の倫理的、宗教的、政治的な態度も変化するに違いない。 (ヴァイツゼッカー『病いと人』) 偶然にも本稿では採り上げていないが、オリヴァー・サックス『妻を帽子とまちがえた男』といえば、脳科学・奇病エッセイの古典的名著であるという評価に異論を差し挟む者は少ない。しかし、いつだったかネットのレビューで、かの「名著」に対する苦言を目にしたことがある。 細かい文言は忘れてしまったが、それはおよそ次のようなものであった。 「これは現代のエレファント・マンにも喩

                                病因人間論 あるいは抵抗の産声のための少しだけ長い物語 - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
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