並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 76件

新着順 人気順

木村隆志の検索結果1 - 40 件 / 76件

  • 『最高の教師』『ブラッシュアップライフ』『東リベ』…エンタメ界で「○周目の人生」が増える背景と危うさ(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

    今、エンタメ作品で増えている設定が「○周目の人生」だ。ドラマや映画ではタイムリープなどにより、主人公が人生をやり直すことでさまざまなストーリーが展開していく。なぜこうした作品が増えているのか? その背景と危うさについてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 【写真】松岡茉優、コンビニで目撃された独特ファッション * * * 2日放送の第7話からドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の第二章がスタートします。 同作は主人公の教師・九条里奈(松岡茉優)と鳳来高校3年D組の生徒30人による学園ドラマですが、そのストーリーは異色。九条は卒業式の日にD組の誰かに突き落とされ、「死んでしまう」と思った瞬間、目を開けると1年前の始業式に戻っていた。九条は生徒に殺される未来を変えるために覚悟を決めて数々の問題と向き合い、2度目の1年に挑んでいく……。 つまり教師の九

      『最高の教師』『ブラッシュアップライフ』『東リベ』…エンタメ界で「○周目の人生」が増える背景と危うさ(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
    • 『ちむどんどん』への批判が激化…なぜ「朝ドラの脚本家」はここまで叩かれるのか?(木村 隆志) @moneygendai

      過去の執筆作品まで持ち出して批判 相変わらず朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)への風当たりは強く、それを象徴する「#ちむどんどん反省会」は連日の盛り上がりを見せている。このハッシュタグは、毎日の放送後に視聴者が書き込むドラマへのダメ出しであり、その中にはスタッフや俳優を名指しで責めるものが少なくない。

        『ちむどんどん』への批判が激化…なぜ「朝ドラの脚本家」はここまで叩かれるのか?(木村 隆志) @moneygendai
      • テレビで「80年代アイドル特集」が急に増えている「5つの理由」(木村 隆志) @moneygendai

        BSの定番が地上波ゴールデンに 2日夜、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で「80年代アイドルソング特集」が放送される。その内容は、平成生まれに聞いた「今聴くべき80年代女性アイドルソングBEST15」を発表するほか、工藤静香が出演して3曲を歌うという。 80年代アイドルと言えば、8月27日の『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)でも「昭和アイドルベスト20 SP!!」が放送されたばかり。また、『マツコの知らない世界』(TBS系)でも7月19日に『80年代アイドルスペシャル』が放送された。 その他でも『熱唱!ミリオンシンガー』(日本テレビ系)や『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)などのカラオケ番組でも昭和アイドルの曲が使われる機会が目立つほか、NHKも小泉今日子、中森明菜、藤井フミヤなどの単独特番を次々に放送。このところ各局で80年代アイドルをフィーチャー

          テレビで「80年代アイドル特集」が急に増えている「5つの理由」(木村 隆志) @moneygendai
        • 民放でドラマ枠が増加している理由 「バラエティー量産時代」が終えん?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

          夏本番を前にして、すでに民放各局は秋ドラマの準備に余念がない。何でも今年は“豊作”を期待して、各局が「テレビの原点」に立ち返った大胆な編成を進めているというのである。 【写真12枚】「かわいすぎてサングラスじゃ隠せない」17歳の広末、プライベートで地下鉄とJRを堂々と利用する様子 *** 10月から始まる民放各局の秋ドラマ。最多となる週8枠を設ける予定なのがフジテレビだ。次いでテレビ朝日も日曜夜9時台にドラマ枠を新設し、日本テレビと並び週7枠。TBSも週6枠と、秋の番組改編はドラマ花盛りとなりそうだ。 芸能デスクが解説する。 「フジの看板である月曜夜9時のドラマ枠、通称“月9”では『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』が放送され、中谷美紀と大沢たかお、二宮和也のトリプル主演、全員が月9初主演という触れ込みです。実は広末涼子も出演予定でしたが、不倫騒動で降板。今月には彼女の出世作『ビーチボーイ

            民放でドラマ枠が増加している理由 「バラエティー量産時代」が終えん?(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース
          • テレ朝も“撤退”!民放主要4局の20時台ドラマ枠が消滅へ TV局の切実事情(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

            かつては多くの話題作を呼んだドラマ枠の1つが「20時台ドラマ」だ。しかし、テレビ朝日がこの時間帯のドラマ放送から“撤退”することで、民放主要4局の「20時台ドラマ」が消滅する。テレビ局が進める編成の背景にはいったいどんな事情があるのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 【写真】沢口靖子の美人すぎるノースリーブ赤ドレス姿。後ろ姿の美ショットも * * * その一報に業界内がざわつきました。テレビ朝日が木曜20時台のドラマ枠『木曜ミステリー』の終了を発表。次クールの『遺留捜査』を最後に23年9か月の歴史に幕を下ろすことになるそうです。 『木曜ミステリー』と言えば、現在も続く『科捜研の女』を筆頭に『京都迷宮案内』『おみやさん』『京都地検の女』『遺留捜査』『警視庁・捜査一課長』などの人気シリーズ作を輩出した歴史あるドラマ枠。現在も他のドラマ枠に比べて視聴率が低いわけではないだ

              テレ朝も“撤退”!民放主要4局の20時台ドラマ枠が消滅へ TV局の切実事情(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
            • テラスハウス事件:悪いのは山里亮太でも「匿名インターネット」でもなくリアリティー・ショーだ

              一応、立場を明らかにしておく。私は所謂「リアリティー・ショー」と呼ばれるものが個人的に大嫌いである。今回問題にしたい「テラスハウス」は一切視聴していないし、それ以外の様々なリアリティー・ショー、とくに恋愛などにかかわるものは、その内容が耳に入るだけでイラついてしまう。これは客観性のない、全く個人的な好みの問題だ。だから、中立性の観点から、本当はあまり書きたい内容ではない。 しかし、本件に関わり、人命が失われていること、のみならず、その全責任を、「匿名インターネット」「SNS」の誹謗中傷とか、出演者である山里亮太氏個人になんとか擦り付けようというさまざまな流れを観測し、流石に納得がいかないため、この文章を書いている。 断言するが、今回の事件の第一の責任は、「テラスハウス」制作会社、放送したメディアが負うべきである。無論それだけではない。「リアリティー・ショー」の存在やありかたを自由の名のもと

                テラスハウス事件:悪いのは山里亮太でも「匿名インターネット」でもなくリアリティー・ショーだ
              • マヂカルラブリーへの愛、野田クリスタルの戦略分析。はてなブロガーたちのネタの感想【M-1グランプリ2020】 - 週刊はてなブログ

                「M-1グランプリ2020」で16代目チャンピオンとなった、お笑いコンビ・マヂカルラブリー。決勝の最終戦は3組全員に票が入る大接戦となりました。メンバーの野田クリスタルさんは、「R-1ぐらんぷり2020」とともに二冠を達成。長年のファンからの労いや、大会への総評、惜しくも優勝を逃したコンビへのメッセージなど、はてなブロガーによるM-1グランプリ2020の感想と分析を集めました。 マヂカルラブリーに優勝もたらした『M-1』の変化 構成力から“文脈”の時代へ? より 王者・マヂカルラブリーへのあふれる“愛” 2007年に結成し、結成年から毎年M-1グランプリにエントリーし続けたマヂカルラブリー。2017年には初の決勝に進出したものの、ファイナリスト最下位の結果に。2020年、悲願の優勝をファンたちはどう受け止めたのでしょうか。 もう人生でこんなにも泣き崩れる日が来ようとは。 2008年のM-1

                  マヂカルラブリーへの愛、野田クリスタルの戦略分析。はてなブロガーたちのネタの感想【M-1グランプリ2020】 - 週刊はてなブログ
                • 博多大吉「朝ドラ受け」もモヤモヤ、過剰な描写が物議…『虎に翼』ネット批判につながる「4つの危うさ」(木村 隆志) @moneygendai

                  初回から伊藤沙莉投入で手堅く発信 4月1日にスタートした朝ドラ『虎に翼』(NHK総合)が3週の放送を終えて全容が見えてきた。 ここまでの視聴率は、ほぼ近年の朝ドラ並みで、数字としては無難なスタートと言っていいだろう。その背景には、「朝ドラ恒例の子役を使わず、初回から主演の伊藤沙莉を登場させて本題に入った」というプロデュースの妙がある。 ただこれは裏を返せば、視聴者が様子見のスタンスを取る子役時代がないことで、「早々にはっきりとした賛否の声を呼んでいる」ということ。日本女性で初めて法曹界に飛び込んだ三淵嘉子さんがモデルの骨太な物語だけに、制作陣が真摯に向き合い、丁寧に撮られた作品であることは間違いないだろう。 しかし、その一方で早くもXでは連日“#虎に翼反省会”のハッシュタグが飛び交い、辛らつな声も少なくない。序盤からこのような声を招いた主な原因は4つあり、『虎に翼』の成否を左右しそうなムー

                    博多大吉「朝ドラ受け」もモヤモヤ、過剰な描写が物議…『虎に翼』ネット批判につながる「4つの危うさ」(木村 隆志) @moneygendai
                  • なぜ酷評の「オリンピック閉会式」は超高視聴率だったのか?(木村 隆志) @moneygendai

                    業界関係者からも驚きの声 10日朝、4人の業界関係者からメールが届いていて、目が覚めてしまった。 「閉会式の視聴率見ました?」「何が理由だと思いますか?」「まさかこれほど獲るとは」「ウチは大打撃です」……いずれも驚きを隠せない様子だったのだが、無理もないだろう。 8日夜にNHK総合で生中継された『東京2020オリンピック・閉会式』の前半(19時58分~20時49分)が個人31.5%・世帯46.7%、後半(21時23分~22時)が個人27.1%・世帯39.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したのだ。 生放送がスタートした8日20時ごろから現在までネット上には、閉会式の内容に対する酷評が相次いでいただけに、「『ひどいと思っていたのに、けっきょく見続けたの?』と驚いてしまった」という。さらに手話付き放送をしたEテレも含めると、もっと多くの人が見ていたことになる。 ちなみに裏番組を確認する

                      なぜ酷評の「オリンピック閉会式」は超高視聴率だったのか?(木村 隆志) @moneygendai
                    • 再ブーム? 苦肉の策? 民放各局が「カラオケ番組」を量産する唯一無二の理由(木村 隆志) @moneygendai

                      各局がレギュラーと特番で放送中 9日、2時間特番の『熱唱!ミリオンシンガー』(日本テレビ系)が放送された。その内容は、「7つのジャンルですべて高得点を出せたら100万円」「名曲を歌って本人を超えられたら100万円」という2つのカラオケ企画。プロアマ問わず多くの挑戦者が挑み、王林が100万円を獲得した。 しかし、カラオケ番組はこれだけではなく、民放各局で増殖している。今春に日曜夜のレギュラー放送がスタートした『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)のメイン企画は「サビだけカラオケ」。これは「芸能人が名曲のサビだけを一音も外さずに10曲連続で歌い切れたら賞金獲得」という企画であり、常にカラオケ機器の音程バーが映されている。 次に『THEカラオケ☆バトル』(テレビ東京系)も同じ日曜夜にレギュラー放送中。こちらはプロアマの参加者がカラオケ機器の採点で競い、優勝者を決めていく。 カラオケ番組はその他に

                        再ブーム? 苦肉の策? 民放各局が「カラオケ番組」を量産する唯一無二の理由(木村 隆志) @moneygendai
                      • 職場で「半沢直樹」が増殖中!? 上司に反抗する部下の報告続々 | AERA dot. (アエラドット)

                        「半沢直樹」を演じる堺雅人 (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る <半沢直樹の影響だろうか、最近、月曜朝のMTGの部下各位のイキり具合がキツい> <部署のおっさん連中上司に半沢の真似(まね)反抗してて草> SNSなどに最近、こんな内容の書き込みが相次ぐ。 8月30日放送の第7話が視聴率24.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、20%超えの人気を誇るTBS系ドラマ「半沢直樹」。冒頭の書き込みは、主人公さながらに上司に刃向かったり、たんかをきったりするといった現場報告だ。“なんちゃって半沢”が職場で増殖しているという。 「エンターテインメント、ファンタジー的な要素が、前作よりさらに強まっています。そこが一番の魅力でもあるのですが、その分だけ想像力が欠けやすいのか、現実との区別がつかずに、エンタメとしての悪のりを自分の都合のいいように受け止めている、という気がします」 コラ

                          職場で「半沢直樹」が増殖中!? 上司に反抗する部下の報告続々 | AERA dot. (アエラドット)
                        • “朝ドラ受け”は無くなる?『ちむどんどん』で顕著な減少 異変か必然か(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

                          朝ドラ放送後の『あさイチ』(NHK)でMCがドラマの内容についてトークを繰り広げる“朝ドラ受け”がおきまりとなってきたが、『ちむどんどん』では減少傾向にある。いったいなぜか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが背景を分析する。 【写真】『あさイチ』鈴木奈穂子アナの美しき微笑み * * * このところ朝ドラ『ちむどんどん』(NHK)の“朝ドラ受け”に顕著な減少傾向が見られます。 同作がスタートしたのは4月11日。ここから5月18日放送の第28話までは放送終了直後、必ず『あさイチ』でMCの博多華丸・大吉と鈴木菜穂子アナが朝ドラ受けを行っていました。 しかし、5月19日の放送では冒頭から特集のVTRが映され、「ニーニーのことは置いといて…」というテロップが表示されたのみで、MCのコメントはなし。これをネットニュースが「異変」と報じたことが話題になり、翌20日の放送では大吉さんが「あります

                            “朝ドラ受け”は無くなる?『ちむどんどん』で顕著な減少 異変か必然か(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
                          • すでに「やべっち超え」の声も なぜ影山優佳はサッカーファンに支持されるのか

                            「サッカー好きのタレント」とは一線を画す存在として、日向坂46の影山優佳(21歳)が注目を集めている。豊富な知識や分析力などでサッカー関係者やサッカーファンを唸らせている。その魅力についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 日本代表の奮闘で盛り上がるサッカーワールドカップカタール大会で、「最も株を上げた」と言われているのが日向坂46の影山優佳さん。現在までテレビ朝日が放送した8試合中5試合の中継と『デイリーハイライト』の6日間中5日間に出演したほか、ABEMAも合わせると20試合の出演予定があるなど大活躍しています。 さらに影山さんは、見どころ紹介の“影メモ”や「推し選手」などのコーナーを任されているほか、サッカー解説者が不在のときは分析役を担い、26日夜の「日本サッカー生討論」では名波浩さん、田中マルクス闘莉王さんと対等なポジションで、理想フォーメーション、

                              すでに「やべっち超え」の声も なぜ影山優佳はサッカーファンに支持されるのか
                            • テレ朝も“撤退”!民放主要4局の20時台ドラマ枠が消滅へ TV局の切実事情

                              かつては多くの話題作を呼んだドラマ枠の1つが「20時台ドラマ」だ。しかし、テレビ朝日がこの時間帯のドラマ放送から“撤退”することで、民放主要4局の「20時台ドラマ」が消滅する。テレビ局が進める編成の背景にはいったいどんな事情があるのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * その一報に業界内がざわつきました。テレビ朝日が木曜20時台のドラマ枠『木曜ミステリー』の終了を発表。次クールの『遺留捜査』を最後に23年9か月の歴史に幕を下ろすことになるそうです。 『木曜ミステリー』と言えば、現在も続く『科捜研の女』を筆頭に『京都迷宮案内』『おみやさん』『京都地検の女』『遺留捜査』『警視庁・捜査一課長』などの人気シリーズ作を輩出した歴史あるドラマ枠。現在も他のドラマ枠に比べて視聴率が低いわけではないだけに、驚きの声も挙がっていました。 ただ、業界内がざわついた最大の理由は、

                                テレ朝も“撤退”!民放主要4局の20時台ドラマ枠が消滅へ TV局の切実事情
                              • 9月から『鬼滅の刃』ブーム再び…フジテレビが「プライドを捨てられた」理由(木村 隆志) @moneygendai

                                9月の土日祝日ゴールデンを席巻 情報解禁された8月30日夜からファンたちが歓喜の声をあげ続けている。9月25日(土)21時からの『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の初放送に向けたアニメ『竈門炭次郞 立志編 特別編集版』(フジテレビ系)の一挙放送が発表されたからだ。 しかも、その内容が圧倒的だった。9月11日(土)19時 第一夜 兄妹の絆、12日(日)19時 第二夜 浅草編、18日(土)19時 第三夜 鼓屋敷編、19日(日)19時 第四夜 那田蜘蛛山編、23日(祝)19時 第五夜 柱合会議・蝶屋敷編と、これまでのストーリーを網羅するだけでなく、すべて9月の土日祝日ゴールデンタイムに放送される。 つまり、9月の土日祝日は10日間中6日にわたって『鬼滅の刃』が放送されることになり、しかも家族そろってみられる休日の19時台であることから、再び一大旋風を起こすことは間違いないだろう。 そう言い切れるの

                                  9月から『鬼滅の刃』ブーム再び…フジテレビが「プライドを捨てられた」理由(木村 隆志) @moneygendai
                                • フジテレビ『鬼滅の刃』“全集中”放送への批判が的外れだといえる理由(木村 隆志) @moneygendai

                                  「今さらフジで放送?」の不安を払拭 『鬼滅の刃』フィーバーが留まるところを知らない。 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が公開3日間の興行収入・観客動員数で過去最高を記録したほか、LiSAが歌う主題歌「炎(ほむら)」と、テレビアニメ版主題歌「紅蓮華」を収録したアルバム「LEO―NiNE」がオリコンランキング1位。さらに、フジテレビで放送中のテレビアニメも高視聴率を記録するなど、新たなファンを開拓している。 すでに原作コミックの累計発行部数が1億を超えた作品だけに、業界内では「ストーリーを知っている人が多いから、お金を払ってわざわざ映画館に行かなければいけない映画版は大丈夫か……」と不安視する声もあったが、そんな懸念を初動のみで軽々と吹き飛ばしてしまった。 これはコロナ禍で外出しづらい状況を踏まえても、「いかに原作漫画が優れていて、その上でアニメのクオリティが高いか」を物語っている。 ただ、そ

                                    フジテレビ『鬼滅の刃』“全集中”放送への批判が的外れだといえる理由(木村 隆志) @moneygendai
                                  • 「マスクしない人」を避けたほうがいい本当の理由

                                    さらに言えば、「飲食店で店員からマスク着用を求められて逆ギレした」「たまたま顔を見ただけで『何か文句でもあるのか?』と凄まれた」というエピソードを聞いたことがありました。どちらも精神的な苦痛だけでなく、マスクをしていないため、飛沫を浴びてしまったのは間違いないでしょう。 つまり、今さしたる理由がなく、マスクをつけていない人は、単に利己的なだけでなく、「ふだんから周囲に何らかの負担をかけているタイプの可能性が高い」ということ。コロナ感染はもちろん、その他のリスクを踏まえても、物理的な距離を取っておいたほうがいい人物なのです。 ドイツではマスク着用をめぐり射殺事件が発生 最悪のケースでは、「9月18日夜、ドイツ西部のガソリンスタンドで、マスクをつけずに買い物にきた49歳の男が、マスクの着用を求めた20歳の店員と口論になり、銃で射殺してしまう」という痛ましいニュースがありました。 「ここで外国の

                                      「マスクしない人」を避けたほうがいい本当の理由
                                    • 『スッキリ』生出演でわかったJ.Y.PARKの本質…単なるNiziUのプロデューサーではなかった(木村 隆志) @moneygendai

                                      抜群のプロモーションの上手さ 6日朝、『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演した音楽プロデューサー・J.Y.PARK(ジェイ・ワイ・パーク)がネット検索ワードのランキング1位に輝いたほか、ツイートが飛び交うなど、大きな反響を見せている。 J.Y.PARKと言えば、プレデビュー曲「Make you happy」のMV再生数が1億3000万回を超えたガールズグループ・NiziUのプロデューサーとして知られているが、この日はあくまで一人のアーティストとして出演。5曲のオリジナルメドレーを歌い上げたほか、豊かな人間性を感じさせるコメントを連発する圧巻のパフォーマンスを見せた。 検索ランキングやツイートを見る限り、この日の生出演で新たなファンを増やしたのは間違いないだろう。実際、「NiziUを知らない」「NiziUが好きではない」という人々が「ファンになった」という声も少なくなかった。 「好きな韓国人

                                        『スッキリ』生出演でわかったJ.Y.PARKの本質…単なるNiziUのプロデューサーではなかった(木村 隆志) @moneygendai
                                      • 「韓国推し」を続ける日テレに集まる不信感…フジ炎上の二の舞となるリスクも?(木村 隆志) @moneygendai

                                        「また視聴者無視のゴリ押しか」の声 23日朝に放送された『スッキリ』(日本テレビ系)に、現在ドラマ『君と世界が終わる日に』に出演中の韓国人タレント、キム・ジェヒョンが生出演した。 キム・ジェヒョンが演じるのは、引っ越し業者のアルバイトで心優しい青年、ユン・ミンジュン。主人公の間宮響(竹内涼真)と友情を育むほか、韓国の国技・テコンドーを駆使してゾンビを撃退し、仲間を守るカッコイイアクションシーンもあるなど、アイドル俳優のような役どころだ。 しかし、ドラマを見ていない人にとっては、「この人誰?」「何で朝から韓国人?」という状態。そもそも番宣は主演クラスでも2人で出演することが多いのに、知らない韓国人が単独だったこと、「ドラマ初出演、光る演技力」などとベタボメだったこと、ふだんより多くの人々が視聴する祝日の生出演だったことなども重なって、ツイッターやYahoo!ニュースのコメント欄には批判の声が

                                          「韓国推し」を続ける日テレに集まる不信感…フジ炎上の二の舞となるリスクも?(木村 隆志) @moneygendai
                                        • マスク着用で泥仕合の人々に多分見えてない真実

                                          マスク着用をめぐってまたもや論争が再燃している。日に日に感染者数が減少していく中で、ワクチンを2回接種済みの国民が6割に迫り、気の緩みも出てきていることから、マスクをしない人が目立ってきたからだ。 感覚過敏や皮膚・呼吸器の病気などのさまざまな健康上の理由でマスクを着用することがそもそも難しいという人は一定数いて、それらの方々に対する世間的な理解や配慮は欠かすことができない。ただ、ここ最近話題になったニュースなどを見ると、健康上の理由などとは関係ない人々がマスクを外していることが、関心の的になっているようである。 ワクチン2回接種しても感染は避けられない これは、実のところ「他人のことなどどうでもよい」と考える少数派の利己的な振る舞い以上の問題を孕んでいる。現状では、たとえワクチンを2回接種している人でも感染は避けられず、「ブレイクスルー感染」によるクラスター発生も相次いでおり、容態が悪化し

                                            マスク着用で泥仕合の人々に多分見えてない真実
                                          • 「コロナ禍無視の夏休み特集」で攻めまくり…!“五輪手のひら返し”ワイドショー批判のウラで話題の『ラヴィット』(木村 隆志) @moneygendai

                                            放送開始から酷評され続けた4ヵ月 東京オリンピックの日本人メダルラッシュに沸く一方で、たびたび話題にあがっているのが情報番組やワイドショーの“手のひら返し”。 新型コロナウイルスの感染拡大を理由にさんざん開催を疑問視するような放送を続けてきたが、いざはじまってみたら番組の大半を費やす大特集を連日組んでいることが批判されている。 しかし、実は今、別の意味で話題を集め、称賛の声が目立つ朝の情報番組がある。それは今年3月29日の番組スタートから低視聴率や放送内容を揶揄する声にさらされ続けてきた『ラヴィット!』(TBS系)だ。

                                              「コロナ禍無視の夏休み特集」で攻めまくり…!“五輪手のひら返し”ワイドショー批判のウラで話題の『ラヴィット』(木村 隆志) @moneygendai
                                            • 『半沢』『わたナギ』も成功 ドラマに対する「原作潰し」の批判が減ったワケ(木村 隆志) @gendai_biz

                                              かつては活発だった「原作ファン」からの批判 コロナ禍に翻弄された各局のドラマが次々に最終話を迎えているが、ネット上の声はその大半を称賛が占め、批判は意外なほど少ない。「ロス」を嘆く声が飛び交う一方、これまで当たり前のようにあった結末への不満がほとんど見られないのだ。 その理由を考える上でヒントになりそうなのは、ヒット作となった『半沢直樹』(TBS系)、『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)を筆頭に、「原作潰し」という批判がほとんど見られないこと。2000年代は小説や漫画が実写化されるたびに「原作潰し」と批判を受けるケースが増え、次第に放送前の段階から「今すぐ放送をやめろ」「絶対に見ない」「低視聴率確定」などのネガティブキャンペーンが活発になっていた。 なかには強烈な怒りを感じさせる「原作レイプ」なんて過激な声が目立った時期もあり、制作者サイドを委縮させていただけに、今夏のポジティブなムードは

                                                『半沢』『わたナギ』も成功 ドラマに対する「原作潰し」の批判が減ったワケ(木村 隆志) @gendai_biz
                                              • 関口宏が『サンデーモーニング』降板で、ついに地上波はゼロに…ネットで批判が相次ぐ中、制作現場で見せていた「もうひとつの素顔」(木村 隆志) @moneygendai

                                                近年は「やめろ」の声が目立っていた 関口宏が1987年10月から36年半にわたって司会を務めてきた『サンデーモーニング』(TBS系)降板が迫っている。関口は現在80歳という節目の年齢であるほか、番組は続行し後任を48歳の膳場貴子が務めることから“世代交代”と見るのが自然だろう。 今春で地上波のレギュラーはゼロになり、出演番組はBS-TBSの土曜昼『関口宏の一番新しい江戸』と、日曜昼『関口宏のこの先どうなる!?』の2本のみとなる。関口は半世紀以上にわたってテレビ番組の司会者として第一線で活動してきただけに、「一時代が終わった」と感じる人が少なくないのではないか。

                                                  関口宏が『サンデーモーニング』降板で、ついに地上波はゼロに…ネットで批判が相次ぐ中、制作現場で見せていた「もうひとつの素顔」(木村 隆志) @moneygendai
                                                • テレビから「ヤバイ人」が消える…『アウト×デラックス』が『有吉反省会』に続いて終了する切実な理由(木村 隆志) @moneygendai

                                                  打ち切りにされるレベルの視聴率ではない 17日夜、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)が9年の歴史に幕を閉じた。 同番組は「歴史上に名を残す偉人は世間的に型破りな人だった」という前提から、週替わりの「アウト」なゲストを迎えて行うトークバラエティ。メインの矢部浩之、マツコ・デラックス、山里亮太に加え、坂上忍、栗原類、遠野なぎこ、加藤一二三、さらに近年では、戦慄かなの、横川尚隆、小原ブラスらがヤバイ一面を見せて番組を盛り上げてきた。 気になるのは、昨秋に同じ2013年4月スタートの『有吉反省会』(日本テレビ系)も終了していたこと。こちらも「反省したいことを告白する」というヤバイ人をフィーチャーした番組であり、どちらも打ち切られるほど視聴率が落ちたわけではないにもかかわらず終了してしまった。 両番組は、「こんな人テレビに出していいの?」「これはさすがにマズイでしょ」という危うさを笑いに変えて人

                                                    テレビから「ヤバイ人」が消える…『アウト×デラックス』が『有吉反省会』に続いて終了する切実な理由(木村 隆志) @moneygendai
                                                  • 長寿音楽番組『Mステ』『CDTV』は、なぜ「お荷物」と呼ばれるようになってしまったのか(木村 隆志) @moneygendai

                                                    看過できないレベルの低視聴率 現在、民放のゴールデンタイムでレギュラー放送されている音楽番組は、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)と『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)の2つ。前者は1986年から放送し続け、後者は1993年スタートの『COUNT DOWN TV』を引き継ぐ形で放送されている。どちらも局を代表する長寿音楽番組と言っていいだろう。 しかし、このところの視聴率は壊滅的な結果が続いている。『ミュージックステーション』は、5月7日が個人3.0%・世帯5.2%、14日が個人3.2%・世帯5.3%、21日が個人3.8%・世帯6.3%、28日が個人4.0%・世帯7.0%、6月11日が個人3.5%・世帯6.3%。 『CDTVライブ!ライブ!』は、5月3日が個人3.1%・世帯5.0%、17日が個人2.0%・世帯3.4%、24日が個人1.9%・世帯3.1%、6月7日が個人2.4%

                                                      長寿音楽番組『Mステ』『CDTV』は、なぜ「お荷物」と呼ばれるようになってしまったのか(木村 隆志) @moneygendai
                                                    • 「あれは漫才じゃない」M-1王者マヂカルラブリーへの批判が相次ぐ「4つの背景」(木村 隆志) @moneygendai

                                                      祝福ムードにはほど遠い状態が続く 20日夜、『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)が放送され、マヂカルラブリーが16代目王者となり、さっそくさまざまな番組への出演ラッシュがはじまっている。 しかし、気になるのは放送直後から現在まで、「あれは漫才じゃない」「動きで笑わせるって小学生でもできそう」「レベルが低くて面白くなかった」「審査員の基準がおかしかった」などの批判が続いていること。 確かにマヂカルラブリーのネタは、「動き回ってボケまくる野田クリスタルに村上がツッコミを入れる」「ボケの野田クリスタルはほとんどしゃべらない」という変則的なスタイルで、かけ合いをベースにした「しゃべくり漫才」と言われるスタンダードなものではない。 野田クリスタル自身それを自覚しているのか、優勝後のインタビューで「『僕らでよかったのか』という気持ちはありましたが、チャンピオンとしての自覚を持ちたい」「

                                                        「あれは漫才じゃない」M-1王者マヂカルラブリーへの批判が相次ぐ「4つの背景」(木村 隆志) @moneygendai
                                                      • 竹内結子さん報道に見る、最後に「いのちの電話」を出すワイドショーへの違和感(木村 隆志) @moneygendai

                                                        自らの首を絞めかねない報道内容 竹内結子さんの訃報が数日過ぎた今も、テレビの情報番組やワイドショー、週刊誌、ネットメディアなどで、自殺に関する報道が頻繁に報じられている。 その内容は、「家族仲はよく仕事も順調だったのになぜ?」と原因を探る論調からはじまり、「芸能界に悲しみ広がる」と掲げてタレントのコメントを紹介し、過去のインタビューを引っぱり出して「産後うつやコロナうつの可能性は?」「三浦春馬さんや芦名星さんとの関連は?」などの憶測を繰り広げる。 さらに、芸能リポーターなどによる「笑顔と気配りの人で誰からも好かれていた」「被災地・熊本に毎月寄付していた」などの美談を織り交ぜつつ、新たに「元夫の中村獅童さんへの誹謗中傷」を問題視し、最後に必ず悩んでいる人に向けた「いのちの電話」を紹介して終了。 このような報じ方を大半のメディアが行っているのだが、実に利己的であるとともに、自らの首を絞めかねな

                                                          竹内結子さん報道に見る、最後に「いのちの電話」を出すワイドショーへの違和感(木村 隆志) @moneygendai
                                                        • 止まらない芸能人の「自死」「薬物」「退所」…いま芸能界に何が起きているのか?(木村 隆志) @gendai_biz

                                                          三浦さんに続き、芦名さんまでも 三浦春馬さんの訃報が伝えられた7月18日から2ヵ月弱が過ぎた9月14日、芦名星さんが自宅で亡くなっていたことがわかった。自殺とみられる。三浦さんに続き、人気俳優が自ら死を選んだことが悲しみとともに報じられている。 三浦さんは30歳で、芦名さんは36歳。経験と実績を積み重ね、スキルと信頼を手に入れる年代であり、事実2人は出演作の絶えない売れっ子俳優だった。だからこそ人々の間に「なぜ?」という感情が広がっている。 芸能界の激震は、人気俳優の訃報だけではない。今月8日、伊勢谷友介が大麻取締法違反で逮捕。その3日前までプライム帯の連ドラに出演していた上に、近年は東北の復興支援などの社会貢献や、高校の学長を務めるなどの健全なイメージがあっただけに衝撃は大きかった。 今年2月には槇原敬之が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕、昨年11月にも沢尻エリカが麻薬取締法違反で逮捕、昨

                                                            止まらない芸能人の「自死」「薬物」「退所」…いま芸能界に何が起きているのか?(木村 隆志) @gendai_biz
                                                          • 『その女、ジルバ』に絶賛の声! なぜ池脇千鶴は「劣化」「老婆」の侮蔑を吹き飛ばせたのか?(木村 隆志) @moneygendai

                                                            「劣化」の答えは『ジルバ』の中にある 今冬クール、「女性から最も支持されているドラマ」と言えば文句なしで『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)だろう。 同作の主なあらすじは、結婚相手と破談になったあと恋人のいない日々を過ごし、仕事でも大手百貨店から「姥捨て」と揶揄される物流倉庫へ左遷。主人公の笛吹新は公私ともに肩身の狭い日々を送り、「どうせこのまま何も変えられない」と人生をあきらめていた。新は40歳の誕生日を一人寂しく迎えたが、超熟女バーでの出会いを通して生きる力を取り戻していく……。 文字で簡単に書くとチープに感じるかもしれないが、すべての女性たちに勇気と希望を感じさせるような世界観で、序盤から支持を集めている。「老い」を真正面から扱った上で笑い飛ばす、軽やかな脚本・演出が素晴らしいのは間違いない。 ただ、それも演じる俳優たちの熱演あってこそであり、その中心にいるのが主演の池脇千

                                                              『その女、ジルバ』に絶賛の声! なぜ池脇千鶴は「劣化」「老婆」の侮蔑を吹き飛ばせたのか?(木村 隆志) @moneygendai
                                                            • ビジネス的にやめる選択肢はない…偽善と批判される「24時間テレビ」を日テレがやめられないワケ なぜ出演者のギャラと募金の問題を説明しないのか

                                                              今年で45回目となる「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日本テレビ)が8月27、28日に放送される。コラムニストの木村隆志さんは「出演者の報酬と募金の問題をグレーにし続けている限り、『偽善』『感動ポルノ』などの声は消えないだろう。だが、多額の募金を集められて、視聴率がとれるのだから、放送をやめるという選択肢はない」という――。 NHKも「感動ポルノ」と批判する番組 今年も8月27日・28日に「24時間テレビ45 愛は地球を救う」(日本テレビ)が放送される。はたして、あなたの気持ちは「待ってました」という期待か、「けっきょく今年もやるの?」という落胆か。 同番組は以前から「出演者はギャラをもらっているんでしょ?」などとチャリティ番組としての立ち位置を指摘され続けていたが、特に2010年代後半は「バリバラ」(NHK Eテレ)の「感動ポルノ」論争もあって批判が沸騰。さらに2020年以降はコロナ禍

                                                                ビジネス的にやめる選択肢はない…偽善と批判される「24時間テレビ」を日テレがやめられないワケ なぜ出演者のギャラと募金の問題を説明しないのか
                                                              • なぜ『脱力タイムズ』だけに名優が出演するのか…?単なる「番宣」ではなかった(木村 隆志) @moneygendai

                                                                出演者だからこそ見えた番組の裏側 草刈民代、堤真一、天海祐希、オダギリジョー、吉田羊、小栗旬、蒼井優、安藤サクラ……いずれも「名優」と呼ばれるレベルの俳優であり、バラエティへの出演は、主演作の番宣ですら極めて少ない。 この錚々たる名優たちが出演した番組は、『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)。毎週金曜23時台という深夜帯で放送されているバラエティであり、コント番組と言ってもいいだろう。 以前からネット上には、「なぜこの人が深夜のコント番組に出ているの?」「バラエティに出ているのが新鮮」などと驚きの声をあげる人が少なくなかった。 しかし今回、筆者が“全力解説員”として参加することになり、取材者ではなく出演者として、収録現場を内側から見たことでわかったことがある。 各局に数多のバラエティがある中、なぜ『全力!脱力タイムズ』にだけ名優たちが出演するのか。その秘けつを収録現場から見出すことができ

                                                                  なぜ『脱力タイムズ』だけに名優が出演するのか…?単なる「番宣」ではなかった(木村 隆志) @moneygendai
                                                                • 青土社 ||ユリイカ:ユリイカ2021年6月号 特集=レイ・ハラカミ

                                                                  -『unrest』『opa*q』『red crub』から『lust』、『暗やみの色』まで…没後10年- 〈レイ〉の来し方/行く末 その音楽は淡い光線のごとく内耳に充満し、かと思えば瞬く間に天球へと散逸する。まだ身体に宿っている残響のあたたかさを感じつつ、われわれはその残された電子音の記録を幾度となくリプレイしよう。『unrest』『opa*q』『red curb』から『lust』、そして『暗やみの色』へ。投射されたその星々はいまどこにつながっているのか、没後10年を機に〈レイ・ハラカミ〉を問い直す。 【お知らせ(お詫び)】 『ユリイカ』2021年6月号「特集=レイ・ハラカミ」のP.10の上記罫線がずれ、ページ表記が見切れております。 本文の内容に問題はございませんが、読者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたこと心よりお詫び申し上げます。 特集*レイ・ハラカミ――『unrest』『opa*q』

                                                                  • フジ『新しいカギ』の評判が急上昇…!なぜ本家・TBSを差し置いて“令和の『学校へ行こう!』”になったのか(木村 隆志) @moneygendai

                                                                    “土8”わずか2年半での大躍進 『オレたちひょうきん族』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『めちゃ×2イケてるッ!』などが放送されたフジテレビ伝統の“土8”がついに復活か。そう思わせるほど、このところ『新しいカギ』の評判が急上昇している。 その象徴的な出来事が、今夏に放送される『FNS27時間テレビ』の総合司会をチョコレートプラネット、霜降り明星、ハナコが務めることが決まったこと。総合演出の田中良樹、杉野幹典も含め、『新しいカギ』をベースにした構成になるという。 これまで『オレたちひょうきん族』『笑っていいとも!』『平成教育委員会』『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』『SMAP×SMAP』『めちゃ×2イケてるッ!』『クイズ!ヘキサゴンⅡ』『千鳥の鬼レンチャン』などフジテレビを代表するバラエティが担ってきたポジションだけに、“土8”での放送がはじまって2年半で早くもト

                                                                      フジ『新しいカギ』の評判が急上昇…!なぜ本家・TBSを差し置いて“令和の『学校へ行こう!』”になったのか(木村 隆志) @moneygendai
                                                                    • 山下智久の処分で「論点のすり替え」…ジャニーズに忖度するテレビ局の闇(木村 隆志) @gendai_biz

                                                                      山下智久の処分で「論点のすり替え」…ジャニーズに忖度するテレビ局の闇 なぜ「淫行疑惑」は報じないのか? ジャニーズと各局の忖度関係 18日は朝から夕方まで各情報番組のトップ扱いで、山下智久と亀梨和也の処分に関するニュースを報じている。 二人に下された処分は、山下が「一定期間の芸能活動自粛」、亀梨が「厳重注意の上、書面による反省を促す」だった。しかし、これで騒動が沈静化しそうなムードはなく、現在までジャニーズ事務所の処分内容と、それを報じるテレビ局の姿勢に、ネット上で批判が殺到している。 人々が批判している理由は、「ジャニーズの行った論点のすり替えに、メディアが大きく加担している」から。すでにほとんどの人々が最大の論点をわかっているにもかかわらず、ジャニーズ事務所とテレビ局は、公然とすり替えてしまったのだ。今回の一件は、山下と亀梨以上に、ジャニーズ事務所とテレビ局の問題点を浮き彫りにしている

                                                                        山下智久の処分で「論点のすり替え」…ジャニーズに忖度するテレビ局の闇(木村 隆志) @gendai_biz
                                                                      • 『芸能人格付けチェック』だけが「本物の正月番組」と言える3つの理由(木村 隆志) @moneygendai

                                                                        昨年は過去最高視聴率21.2%を記録 2021年の幕が明け、さっそく1日から『第54回爆笑ヒットパレード2021』(フジテレビ系)、『ニューイヤー駅伝』(TBS系)などの風物詩と言える番組が放送され、正月ムードが漂いはじめている。 ゴールデンタイムの番組表に目を移すと、このところ元日の中心となっているのが、『芸能人格付けチェック』(ABC・テレビ朝日系)。 昨年は過去最高の世帯視聴率21.2%を記録し、これは正月3が日のバラエティで断トツトップであり、2位の『VS嵐2020賀正新春豪華3時間スペシャル』の15.5%を大きく上回った(ビデオリサーチ、関東地区)。 なぜ『格付けチェック』はここまでぶっちぎりの人気を集めるようになったのか。その理由は単にGACKTの連勝記録だけではなく、3つのポイントが考えられる。

                                                                          『芸能人格付けチェック』だけが「本物の正月番組」と言える3つの理由(木村 隆志) @moneygendai
                                                                        • 上島竜兵さん亡き「ダチョウ倶楽部SP」で見えた『アメトーーク!』制作陣の優しさ(木村 隆志) @moneygendai

                                                                          上島竜兵さん亡き「ダチョウ倶楽部SP」で見えた『アメトーーク!』制作陣の優しさ 20年近く続く、芸人への思いやり 上島さんが亡くなって2か月での放送 19日夜、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の2時間特番「ダチョウ倶楽部を考えようSP」が放送され、「面白かったし、何も考えずに笑えた」「久々に笑い転げた。そして感動した」「上島さんとダチョウ倶楽部への愛を感じた」「難しいテーマで素晴らしい番組作り」などと称賛の声が飛び交っている。 スタジオにはダチョウ倶楽部の肥後克広と寺門ジモンのほか、5月に亡くなった上島竜兵さんの「竜兵会」メンバーである有吉弘行、土田晃之、カンニング竹山、デンジャラス・安田和博、さらに盟友の出川哲朗、同じ事務所の指原莉乃が出演。ダチョウ倶楽部の歴史や『アメトーーク!』出演時の映像を振り返るとともに、肥後とジモンの2人になった今後を考えていく様子が放送された。 その内容は、

                                                                            上島竜兵さん亡き「ダチョウ倶楽部SP」で見えた『アメトーーク!』制作陣の優しさ(木村 隆志) @moneygendai
                                                                          • なぜ『俺の家の話』の戸田恵梨香は、冬ドラマのヒロインで“ズバ抜けてかわいく”見えるのか?(木村 隆志) @moneygendai

                                                                            毎週金曜夜、『俺の家の話』(TBS系)が放送されるたびに、「ホント惚れる」「『好き』の言い方がかわいすぎる」「戸田恵梨香ってこんなにかわいかったっけ?」などの声がネット上に飛び交っている。 5日放送の第7話でも戸田恵梨香が演じる志田さくらは、主人公の観山寿一(長瀬智也)とのシーンで視聴者を魅了した。 2人でラーメンを作って食べるシーンでは、「人を幸せにする自信がないんです」と力なく話す寿一に、「ますます好きになりました」と告白で返事。その後、さくらは暗い部屋に寝かされ、寿一が覆いかぶさり、ついに2人は結ばれるのか……というシーンがあり、ネット上をザワつかせていた。 戸田のセリフまわしや表情、仕草などの演技が的確なのは間違いないが、それでも複雑な役を演じ続けてきた戸田にしてみれば、さくらはシンプルなキャラクターに過ぎず、「小さな引き出しをひさびさに空けた」という程度の感覚ではないか。 むしろ

                                                                              なぜ『俺の家の話』の戸田恵梨香は、冬ドラマのヒロインで“ズバ抜けてかわいく”見えるのか?(木村 隆志) @moneygendai
                                                                            • “怪演女優”松本まりか、「声」を武器に35歳で本格ブレイクへ

                                                                              今年、大きなブレイクポイントを迎えている女優・松本まりか。昨年1月期のテレビ朝日系『ホリデイラブ』でのあざと可愛い主婦役で注目されて以降、クセ者の役が続き、今クールも第1話にゲスト出演したフジテレビ系『シャーロック』での鬼気迫る演技や、テレビ東京系『死役所』での美人だが口が悪いクールな役どころで話題を呼んでいる。その熱演ぶりから“怪演女優”という枕詞も浸透しつつあるが、彼女の最大の武器は「声」にある。ドラマ解説者の木村隆志氏に、35歳を迎えた今、彼女が存在感を高める理由について解説してもらった。 顔より“声”が求められる現代、培ってきた演技スキルで「甘い声」が武器に 松本が世間から注目を浴びるようになったのはここ1~2年のことだが、女優デビューは15歳。学園ミステリー『六番目の小夜子』(2000年4月期)への出演にさかのぼる。本作はNHK教育(現Eテレ)の作品ながら高い人気を誇り、鈴木杏や

                                                                                “怪演女優”松本まりか、「声」を武器に35歳で本格ブレイクへ
                                                                              • 『ドラゴン桜』16年ぶり続編の“違和感”が早くも消えた最大の理由(木村 隆志) @moneygendai

                                                                                続編は“日曜劇場風”の脚本・演出 前作から16年ぶりの続編となる『ドラゴン桜』(TBS系)がスタートして2話が放送された。視聴率で今春トップの数値を叩き出す一方で、ネット上の声は賛否に二分。 「否」の多くを占めていたのは、前作からの変化に戸惑う人の声だった。ドラマのクチコミサイトや関連ニュースのコメント欄には、「『下町ロケット』かと思った」「『半沢直樹』化で前作の良さが消えた」「前作の『ドラゴン桜』が好きだった」などの違和感を訴える人が少なくなかったのだ。 そう感じてしまうのも無理もない。劇画を思わせるカメラアングル、けれんみたっぷりのセリフ、主人公を取り囲む時代劇のような悪人たち、見覚えのあるキャスティング、「白水銀行」などの固有名詞……作り手が確信犯的な“におわせ”をしているからだ。 これらの『半沢直樹』や『下町ロケット』を思わせる“日曜劇場風”の脚本・演出は、今やTBSの看板となって

                                                                                  『ドラゴン桜』16年ぶり続編の“違和感”が早くも消えた最大の理由(木村 隆志) @moneygendai
                                                                                • 「TVerは使えない」は期待の裏返し…テレビはまだまだ「オワコン」ではないと私が考えるワケ 進んでいるのは「テレビ離れ」ではなく「録画離れ」

                                                                                  4月1日、民放公式テレビ配信サービス「TVer」がリニューアルした。ところが、ネット上では「見た目も使い勝手も悪い」と散々な評判となっている。コラムニストの木村隆志さんは「これだけTVerが注目を集めるというのは期待の裏返し。テレビ離れが進んでいるといわれるが、まだまだテレビ局のつくるコンテンツへの期待は高い」という――。 TVerリニューアル直後に批判が殺到したワケ 民放公式テレビ配信サービス・TVerが4月1日に行ったリニューアルの評判がよろしくない。リニューアル当日からネット上には、「何でこんなに使いづらくした?」「見たい番組がさらに見つけづらくなった」「無料アプリとはいえ、いろいろストレス」「広告が多すぎる」などの声が上がり続けている。 つまり、その多くは「見た目も使い勝手も悪い」というユーザーインターフェースのダメ出しなのだが、「使ってない人が作ったとしか思えない」「改悪」「とに

                                                                                    「TVerは使えない」は期待の裏返し…テレビはまだまだ「オワコン」ではないと私が考えるワケ 進んでいるのは「テレビ離れ」ではなく「録画離れ」