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森見登美彦の検索結果1 - 40 件 / 141件

  • 万城目学氏、直木賞を受賞する - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

    昨年、十二月二十一日のことである。 森見登美彦氏は、万城目学氏と、ヨーロッパ企画の上田誠氏との忘年会に参加した。年末の京都に清らかなおっさんたちが集う忘年会も、すでに六回目を数える。 「六回目といえば」 ということで、万城目氏が新作『八月の御所グラウンド』で六回目の直木賞候補になっているという話になった。 しかし万城目氏の顔つきは暗かった。 「どうせあかんねん」 「待ち会はしないんですか?」 「そんなもんせえへんわ。いつもどおりにしてる」 それはいかん、と登美彦氏は思った。度重なる落選にウンザリする気持ちはよく分かるが、直木賞はようするに「お祭り」なのであって、盛りあがらなければ損である。「待ち会」は落ちてからが本番なのだ。落選したってええじゃないか! 「何をいじけてるんです。待ち会やりましょう!」 「なんでやねん!」 「やるなら東京まで行きますって」 「あ、それなら僕も行きます」と上田氏

      万城目学氏、直木賞を受賞する - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
    • 「トレパク」を誘発する業界構造 イラストレーター中村佑介が語る「トレパク」の本質 - KAI-YOU.net

      他者の著作物を無断でトレース(なぞり描き)し、盗作する行為を意味する言葉「トレパク」。 この語は10年以上前から存在し、イラストレーターやクリエイターのコミュニティではかねてより知られ、禁忌として扱われ続けてきた。 しかし、2022年2月に音楽ユニット・YOASOBIのクリエイティブ等で知られる有名イラストレーター・古塔つみさんが、他者の写真を無断でトレースしていたという疑惑が大きく報じられ、広く世間にも知られる言葉となった。古塔つみさんは謝罪を行ったものの「トレパク」ではなく「オマージュ」だとして説明。批判は続いている。 イラストレーター古塔つみ「トレパク」疑惑に声明 写真トレースや盗作意図は否定 イラストレーター・古塔つみさんの作品が、著作権侵害にあたるのではないかとSNS上で波紋が広がっている。 いわゆる既存の絵… 続いて、3月にはホロライブ所属のVTuber・桃鈴ねねさんが自作する

        「トレパク」を誘発する業界構造 イラストレーター中村佑介が語る「トレパク」の本質 - KAI-YOU.net
      • ブクマカが好きな小説ベスト108

        https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221010215654 ブコメが興味深かったので、2022-10-12 1:50時点までの全387コメントを集計した。 著者名が書いていないのは勝手に調べて補完したので、間違っている可能性もある。 集計ミスしている可能性ももちろんある。まあ大体よ。 二票以上のみ掲載。 ↓ブクマカが好きな作家ベスト77はこちら https://anond.hatelabo.jp/20221012102001 1位 6票小野不由美『十二国記』アゴタ・クリストフ『悪童日記』 3位 5票浅田次郎『蒼穹の昴』神林長平『戦闘妖精・雪風』村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 7位 4票貴志祐介『新世界より』小林泰三『玩具修理者』酒見賢一『後宮小説

          ブクマカが好きな小説ベスト108
        • 『新潮文庫の100冊 ぜんぶ読む』 本企画の失敗と再発防止策につきまして | オモコロ

          『夏の100冊』のくせに101冊あります。 ちょっと、マジで数が多すぎるので前段はこのくらいにしましょう。今日は時間がない。 オモコロ特集 『新潮文庫の100冊 ぜんぶ読む』 概要 ① 本を読む ② 感想を書く ③ ①~②を100回繰り返す ④ 特集として書き起こす ⑤ オモコロがXで特集のポストをする ⑥ みんなが俺のことを「たいしたもんだ」って思う ★これから記事を読むみなさんへ★ 結果として42冊までしか読み切ることができませんでした。ご承知おきください。 いくぞ! 『博士の愛した数式』小川洋子 まず1冊目『博士の愛した数式』。 小川洋子、すごすぎる。数学と阪神タイガース。江夏の背番号28。完全数。本当に奇跡のようなつくりだ。しかしこれは天から降ってきた奇跡ではなく、小説家の努力と技量の上に成り立っている。 思慮深く優しい主人公(博士の家政婦)を嫌味のない形で優しい人に仕上げるのがす

            『新潮文庫の100冊 ぜんぶ読む』 本企画の失敗と再発防止策につきまして | オモコロ
          • 無限に広がる建造物が出てくる話が読みたい

            バベルの図書館アルゼンチンの有名作家ボルヘスさんの短編。 この世に存在しうる全ての本が収められた、無限(?)に広がる図書館の世界が舞台。舞台つっても特になにが起きるわけでもなく、基本的に世界観の説明に終始する。たしか本棚がある六角形の部屋が無限に連なってるんだけど、その間に食事や排泄のための小さなスペースがある的な描写があり結構心をくすぐられた。 四畳半神話大系アニメ化もされた森見登美彦さんの作品。 主人公の大学生が暮らす四畳半の部屋が無限に連なる四畳半宇宙、みたいなものが出てくる。それぞれの部屋はひとつのパラレルワールドに対応していて、置いてあるものなんかがちょっとずつ違っている。迷い込んだ主人公が出られなくなって長い時間を過ごすことになり、多くの部屋に共通して置いてある土産物のカステラを主食としてなんとか食い繋ぐという展開がかなりグッときた。 横浜駅SFネット発のSF。 AI?ナノマシ

              無限に広がる建造物が出てくる話が読みたい
            • 小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ

              【追記】04/15 16:30 こういうプロ驚き屋な記事をかくと、反応が入れ食いになるのがブクマのよいところですね。 ただ、コメントを読んだ感じ、どうにも僕が作品の中の起こってる事象そのもの以上に、そこで起こる人間の心理や価値観、欲望の表出に驚いてることがいまいち伝わっていなくて、自分の筆力の無さを感じている。 そもそも価値観や人間の心理って、線形の延長線上にあるテックな未来と比べると、イレギュラーに変化するゆえに想像つかないと僕は思っているが、どうにもブクマカは人間の心理は一定で変わることはないと思ってるようで、その辺が齟齬の原因かなと思ってる。 あと、下に書いてるけど、1994年発刊だけど、この小説の初出は1992年だからね。なのでパソコン通信である種の文化があったのはわかるが、インターネットはすでにあったみたいな指摘してる人は頓珍漢だからね。 とはいえ、僕は小林恭二が忘れられた作家に

                小林恭二の「磔」という30年前の短編小説があまりにもSNS社会すぎ
              • 「’10年代のTVアニメ各年ベスト」企画の集計結果発表 - highland's diary

                highland.hatenablog.com 2019年の11月~2020年の1月にかけて「'10年代のTVアニメ各年ベスト」という企画をTwitter・ブログ上で実施しまして、その集計結果の記事を出せていなかったのですが、このたび2年越しに出すことにしました。 Twitterでのハッシュタグ付きツイートのほか、以下の7つのブログにてコメント付きで投票いただき、合計383人に投票していただきました。 ご協力ありがとうございました。 hokke-ookami.hatenablog.com kyuusyuuzinn.hatenablog.com toriid.hatenablog.com privatter.net proxia.hateblo.jp www.icchi-kansou.com turnx.hatenablog.com 最初に掲載した自分の記事にも書いていますが、企画の趣旨をま

                  「’10年代のTVアニメ各年ベスト」企画の集計結果発表 - highland's diary
                • 理学部 2名が追加合格 入学辞退で繰上げ 19年ぶり - 京都大学新聞社/Kyoto University Press

                  2024年度の一般入試において、理学部は受験者2名を追加合格とした。京大によると、入学者が「定員ちょうどになるように」合格を出していたが、2名が辞退したため、繰り上げを行ったという。 京大は公式HPで、入学辞退に伴う繰り上げ合格について「欠員が生じた場合に追加合格を行う場合がある」としている。最近では16年度入試において、医学部が2名の繰り上げ合格を出した。理学部での繰り上げ合格は、05年度入試以来19年ぶりとなる。 追加合格者は3月28日、理学部教務から電話で合格を通知され、入学や履修の手続きを教務とメールでやり取りしながら行った。新入生は通常、第二外国語やILASセミナー(1回生向けの少人数授業)の希望登録を3月中旬に行うが、追加合格者は電話連絡の翌日午前10時までに希望を提出するよう求められたという。クラシスやPandAといった学生向けシステムへの登録は入学後に行った。 追加合格者の

                    理学部 2名が追加合格 入学辞退で繰上げ 19年ぶり - 京都大学新聞社/Kyoto University Press
                  • 遺書。みんなさようなら。とある発達障害者の終末記録。 - ピピピピピの爽やかな日記帳

                    ※生き返りました(๑¯Δ¯๑)/ 最初にお願い 人生のキーワードを羅列 地球連帯責任の憎悪感情を知れよ あらすじ ぴ@pipipipipi_rip 被害者の涙は10年15年遅れて流れると知れよ 自我の外側で味わう『無痛の激痛』を知っていますか? 他人の涙腺がおもちゃ箱に見えた 僕は窓なし部屋で20代を生きた 父親は福祉制度を罵倒し続けていた 愛と憎しみの反復横跳びでもしろってか? 平気な顔の裏で、死線を泣いて這う弱者を知れよ 自由意志は強者の持ち物だ 畢竟、底辺の学校を超える反社組織、他にないのでは!? 吐き出した成果物には病魔が宿りにくい 畢竟、人が抱える痛みの総量は、外から把握なんざ出来っこないのさ 僕の虚栄心を一言で説明するならば、自分自身を『保留中の底辺』にする心の働きだ 防衛機制――傷入りの心が、自分を守るホラを吹く…… 昔のクズ共よりクズ扱いされる不良品だなあ 僕の双極性障害は

                      遺書。みんなさようなら。とある発達障害者の終末記録。 - ピピピピピの爽やかな日記帳
                    • KADOKAWAの最大50%還元セールに便乗して時代小説からファンタジーまで、傑作を並べてみた。 - Something Orange

                      KADOKAWAの傑作小説を紹介してみる。 ●時代小説 冲方丁『天地明察』 山田風太郎『柳生忍法帖』 山田風太郎『魔界転生』 山田風太郎『八犬伝』 ●SF 池上永一『シャングリ・ラ』 小松左京『復活の日』 小松左京『日本沈没』 小松左京『果しなき流れの果に』 半村良『太陽の世界』 光瀬龍『宇宙年代記【合本版】』 森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』 山田正紀『神狩り』 山本弘『神は沈黙せず(上)(下)』 ●ミステリ 青崎有吾『地雷グリコ』 赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』 綾辻行人『Anotehr』 綾辻行人『殺人鬼』 綾辻行人『霧越邸殺人事件』 乙一『GOTH』 馳星周『不夜城』 初野晴『ハルチカシリーズ』 横溝正史『本陣殺人事件』 横溝正史『獄門島』 米澤穂信『古典部シリーズ』 ●ファンタジー 荻原規子『西の善き魔女』 マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン『【合本版】ドラゴンラン

                        KADOKAWAの最大50%還元セールに便乗して時代小説からファンタジーまで、傑作を並べてみた。 - Something Orange
                      • ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|SF研究会(慶應義塾大学公認学生団体)

                        執筆:古泉函数 はじめに みなさんは、以下のような2ちゃんねるのコピペをご存じでしょうか。 まあ拙者の場合ハルヒ好きとは言っても、 いわゆるラノベとしてのハルヒでなく メタSF作品として見ているちょっと変わり者ですのでwww ダン・シモンズの影響がですねwwww ドプフォwwwついマニアックな知識が出てしまいましたwww いや失敬失敬www ……ブラウザバックするのは、もう少し待っていただきたい。いにしえの2ちゃんのコピペは決して、決して私がマニアックなネット知識でイキるために引用したわけではないのです。私はそんなキモい人間ではありません。ほんとうです……ほんとうです! では、こんなネットの遺物を持ち出してきて、私は何がしたいのか。ここにご注目。 「ラノベとしてのハルヒでなくメタSF作品として見ているちょっと変わり者」 はたしてこの、ラノベをある種のSFと見なす見方は変わり者なのでしょうか

                          ラノベとSF、100タイトル挙げてジャンル小説について考えてみた件|SF研究会(慶應義塾大学公認学生団体)
                        • ブクマカが好きな作家ベスト77

                          https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20221010215654 ブコメが興味深かったので、2022-10-12 1:50時点までの全387コメントを集計した。 著者名が書いていないのは勝手に調べて補完したので、間違っている可能性もある。 集計ミスしている可能性ももちろんある。まあ大体よ。 三票以上のみ掲載。 ↓ブクマカが好きな小説ベスト108はこちら https://anond.hatelabo.jp/20221012100742 1位 16票村上春樹 2位 11票小野不由美 3位 10票筒井康隆 4位 8票浅田次郎貴志祐介ミヒャエル・エンデ 7位 7票伊坂幸太郎神林長平京極夏彦10位 6票安部公房恩田陸司馬遼太郎梨木香歩夏目漱石森博嗣森見登美彦アゴタ・クリストフガブリエル・ガルシア=マルケス 19位 5票井上靖遠藤周作小林泰

                            ブクマカが好きな作家ベスト77
                          • ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二

                            ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○選リストあり ライトノベルオールタイムベストを生み出そう! という動きがある。この記事を書き出してもう多少時間が経っているのでSNSでの反応や熱量はもう変化しているかもしれないが、日本百名山や百名城で代表されるように、そういったベスト選出はあらゆるジャンル・コンテンツで人気があるし、見るのも作るのも面白いものだ。 ライトノベルを中心に据えたオタクエンタメ史の探求をライフワークとしている身としては、もちろん食いつく。思春期の頃は最強デッキ作りではないが、読んだ作品のお気に入りランキングとか隙あらば作っていた気がするよね。基本脳内でだけど。 けど、本格的にエンタメ史を趣味研究するようになってから

                              ライトノベルに(ジュブナイル・ヤングアダルト・少年向け・少女向け・青年向け・R-18・新文芸・ライト文芸……)全部含んだら、個人がオールタイムベストを構築することは可能なのかに挑んでみた地獄録 ※暫定○|82(ぱに) / 平々八十二
                            • 黄昏と殺伐の時代の生存戦略——テレビアニメ&アニメ映画ベスト10で振り返る2010年代 - 宇宙、日本、練馬

                              はやいもので、もう2020年も暮れようという感じでございますが、2010年代からあまり遠く離れないうちに、わたくしにとっての2010年代の経験とはなんだったのか、書き留めておこうと思います。この試みはなかなか難儀なもので、総花的に語ろうとするといつまでたっても終わらず中途で投げ出してしまったのですが、さしあたってこの10本というリストを作成し、そこにわたくしの経験を託すという仕方であれば、零れ落ちるものは膨大になるでしょうが、ひとまず形にすることはできるだろうと思いまして、その方針でやっていくことにしました。 さしあたってテレビアニメ10本、アニメ映画10本をセレクトし、わたくしの10年代を語っていきます。わたくしのフィクション経験を広くカバーしたい気持ちがあるため、制作会社や制作者などの固有名がなるべく重複しないかたちで選出しました。よって純粋なベスト10とはやや趣が異なるわけですが、や

                                黄昏と殺伐の時代の生存戦略——テレビアニメ&アニメ映画ベスト10で振り返る2010年代 - 宇宙、日本、練馬
                              • 「友人の鴨川デルタの過ごし方、優雅すぎる」川辺で寝ている構図がオフィーリアそっくりな件「森見登美彦の小説に出てきそう」

                                こち @cochi_wan 昨日の鴨川デルタは、魚観察用に小さい網と虫かごを持っていったら知らないキッズが「これ借りてもいいですか!」って話かけてきたから皆で使ってもらったり、お酒片手にフレンドリーでお水が大好きなゴールデンレトリバーに翻弄される海外お姉さんと仲良くなったりとても平和だった 2025-06-22 08:54:27

                                  「友人の鴨川デルタの過ごし方、優雅すぎる」川辺で寝ている構図がオフィーリアそっくりな件「森見登美彦の小説に出てきそう」
                                • ブラックフライデー2022 モグ的オススメ特集 - mogumogumo.jp

                                  ブラックフライデー 記事情報 まずはこちらを ①プライム会員 ②エントリー ③ギフト券 番外編 Kindle Unlimited Audible Amazon製品編 Fire TV Stick Echo Kindle キッズモデル Apple製品編 Apple iPad 2021 イヤホン編 Echo Buds JPRiDE TWS-520 雑貨編 セーフティーボックス ムーミン プレート皿 月ランプ フード編 ずわい蟹 シーチキンマイルド ドリンク編 アサヒ 緑茶 アサヒ 麦茶 コーヒー編 デロンギ コーヒーメーカー ゲヴィ 4-in-1スマートコーヒーメーカー リラックス編 チルアウト ハーブティー アロマオイル スポーツ編 可変式ダンベル トレーニングベンチ ヨガマット 掃除編 パイプユニッシュ カーペットクリーナー まとめ 記事紹介 ブラックフライデー 夏のプライムデーに並ぶAma

                                    ブラックフライデー2022 モグ的オススメ特集 - mogumogumo.jp
                                  • ヒット連発の医師作家・知念実希人さん 執筆中はまるでボクサー

                                    そんな注目の作家・知念さんに、ヒット作を生み出す秘訣を聞きました。 ――作家デビューしたのは5年前。今年はおよそ2カ月に一作の驚異的なペースで新作を発表し、ことごとくベストセラーになっています。ヒット作を連発できるのはなぜでしょう。 知念実希人(ちねん・みきと) 1978年、沖縄県生まれ。日本内科学会認定医。2011年、「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、翌年デビュー。「天久鷹央シリーズ」(累計45万部)や「死神シリーズ」(累計10万部)、「病棟シリーズ」(累計70万部)など、ヒット作多数 読みやすくするために魅力的なキャラクターづくりを心がけたのがよかったのかもしれません。例えば、「天久鷹央(あめく・たかお)シリーズ」は、天才で変人の女医・天久鷹央が、診断困難な患者の病と事件を次々と解決していくライトテイストな医療ミステリーです。主人公を女子高生のような容姿にしたり、語り口調

                                      ヒット連発の医師作家・知念実希人さん 執筆中はまるでボクサー
                                    • 小説の登場人物名が覚えられない時の対処法@小説ハック - 思ったことを「メモ」にとっておく

                                      投稿日:2021年2月22日 ボクは本を読むことが好きなのですが、小説というジャンルはあまり読んできませんでした。 10年ほど前、参加者がお互いに本を紹介しあう読書会に参加したとき、『ペンギン・ハイウェイ』という小説の紹介をしている人がいました。その紹介内容が面白くて『ペンギン・ハイウェイ』をモーレツに読んでみたくなったのです。 その人が紹介してくれた『ペンギン・ハイウェイ』をその日のうちに本屋さんで購入しました。この小説は確かに面白くて一気に読み進めて読了しました。 その後も「何か面白そうな小説はないかな?」と思っていたところ、友人から「本屋大賞」でノミネートされている本を読んでみるといいよってススメられたのです。 そこで、さっそく「本屋大賞」の本を片っ端から読んでみることにしました。2004年の第1回がスタートしているので、そこから読みはじめました。 また、同時に、自分の専門としている

                                        小説の登場人物名が覚えられない時の対処法@小説ハック - 思ったことを「メモ」にとっておく
                                      • 森見登美彦氏、京都市芸術新人賞をもらう - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

                                        森見登美彦氏は「京都市芸術新人賞」をもらうことになった。 京都市芸術新人賞については下記をごらんください。 https://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000279484.html 「京都市では,本市出身者又は本市内において活発な文化芸術活動を行い,全国的にも評価を高め,将来を嘱望される方々に『京都市芸術新人賞』を,また,同じく京都市内で活動を行い,新人の育成又は芸術に係る活動環境の向上に多大の功労があった方々に『京都市芸術振興賞』を授与し,その功績を称えています。」 上記のページの下の方には「被表彰者功績調書」という書類があって、ほかの受賞者のみなさん、そして登美彦氏の調書がある。覗いてみると面白い。これを読んでいたら、なんだか自分が華々しくグローバルに活躍しているような気持ちになって、登美彦氏はとても嬉しかった。ありがとうございます。 関係者の皆

                                          森見登美彦氏、京都市芸術新人賞をもらう - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
                                        • 京都で過ごした氷河期世代【森見登美彦】【中井治郎】

                                          『公研』2023年11月号「対話」 ※肩書き等は掲載時のものです。 とかくネガティブに語られがちな就職氷河期世代。 この世代を境に日本はどのように変わったのだろうか。 同時代の京都で暮らしたお二人に語っていただいた。 作家 森見登美彦 × 文教大学国際学部国際観光学科専任講師 中井治郎 京都モラトリアム 中井 今回の「対話」は、編集部からの「ロスジェネ世代(就職氷河期世代)について語ってほしい」というリクエストを受けて実現した経緯があります。以前に『公研』でインタビューを受けたことがありました(『公研』2020年10月号)。僕が研究対象にしている京都のオーバーツーリズムなどの観光の話が主なテーマでしたが、インタビューは僕自身の長すぎる「京都モラトリアム」時代の話になっていったんですね。僕は就職せずに、大学に残って何となくダラダラと過ごしていた期間が長かったんです。その時期のエピソードが編集

                                          • 性愛とかの話 - 人間が折り重なって爆発した

                                            前回の記事で10代の男は自分の性欲について無神経か嫌悪を向けていて、穏やかに肯定することはないだろうと書いた。 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の感想 - 人間が折り重なって爆発した 今回はその延長の話を書く。 恋愛モノのフィクションで「恋愛感情ってどういうものか分からない」と言う女性キャラはけっこう出てくるが、男性キャラであんまりそういう描写がされないのは単に現実の男の性欲が強く、そんなことに悩まないからだろうと思う。 おそらく男性は女性より一般的に性欲が強くて、衝動が女性に向くので「恋愛感情が分からない」みたいなことをほとんど問題にしない、というか、ならない。衝動は身体として自明だから。 もちろんフィクションにおいて例外はいくらでもあると思う。例えば、コトヤマの『よふかしのうた』には恋愛感情がよく分からないと言う中学生男子が出てくる。(まあ、性的発達度合でいえばけっこうぎ

                                              性愛とかの話 - 人間が折り重なって爆発した
                                            • 森見登美彦は“妄想の京都”で創作をする。鴨川デルタで回想する茶色の青春

                                              京都を舞台に数多くの作品を生み出してきた小説家・森見登美彦さん。彼の作品には、たびたび鴨川が登場します。 すでにあたりは藍色の夕闇に没している。鴨川デルタは大学生たちが占拠して賑やかである。新入生歓迎会の宴をやっているのであろう。思えば、そんなものにも無縁の二年間であった。 (『四畳半神話大系』角川文庫p281より) 空回りしながら青春を駆け抜ける大学生たちの煩悶や、妄想や、恋路や、物語の結末や、そうしたさまざまを受け止める森見作品の舞台のひとつが鴨川。特に、高野川と賀茂川が合流して鴨川となる逆三角形の場所、通称「鴨川デルタ」は森見氏のファンの間で「聖地」と呼ばれ、訪れる人も多くいます。 今年、小説家デビュー20周年を迎えた森見さん。なぜ、鴨川をはじめとした京都を舞台に小説を書き続けてきたのか。自身も大学生活を送った京都の景色にいま、何を思うのでしょうか? 鴨川でインタビューをおこないまし

                                                森見登美彦は“妄想の京都”で創作をする。鴨川デルタで回想する茶色の青春
                                              • たくさんの人に文章を読んでもらうには? 自分の「型」を見つけよう | さくマガ

                                                ブレイクタイム たくさんの人に文章を読んでもらうには? 自分の「型」を見つけよう # 三宅香帆 2021年1月18日 前回、「本を出したいなら、まずはインターネットで書きたいことを書いてみるのがいちばんいいよ! 書いてるうちに、たぶん誰か見つけてくれるよ!」という話を書いた。 前回の記事:私が本を出版できた理由。きっかけは小さな書店 – さくマガ ……が、これ、意外と無責任な発言ですよね。知ってる。 当たり前の話だが、自分の文章を誰かが見つけてくれる保証はどこにもない。ただ書いてるだけでは、たくさんの人に読んでもらう機会はなかなかやって来ない。 こんなにもたくさんの人がインターネットで目立とうとしている現代。はたして、「自分の文章をインターネットで目立たせる方法」なんてものはあるのだろうか? 前回は「とにかくインターネットにものを書くといい」という話をしたので、今回は、「じゃあどうしたら、

                                                  たくさんの人に文章を読んでもらうには? 自分の「型」を見つけよう | さくマガ
                                                • 長尾真さんとの思い出 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

                                                  www.kyoto-u.ac.jp 森見登美彦氏は大学院に在学中の2003年、『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューしたが、その年まで京都大学の総長だったのが長尾真氏である。といっても、四畳半アパートでモゾモゾしている腐れ大学生が総長と顔を合わせる機会は基本的にない。遠くからその姿をチラリと見ただけである。 その後、登美彦氏が大学院を卒業し、国立国会図書館に就職して働いていると、長尾真氏が館長に就任することになった。まさか総長が館長に変身するとは! といっても、登美彦氏は関西館で働いていたので、館長と顔を合わせる機会はやはりなかった。いや、たしか一度だけ、長尾館長が関西館へ視察にやってきて、収集整理課の中を通り抜けていく姿を眺めたような気がするのだが、どうも記憶がボンヤリしているので、もしかすると館長の夢を見たのかもしれない。 やがて登美彦氏は永田町の東京本館へ転勤し、

                                                    長尾真さんとの思い出 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
                                                  • Re:「上巻・下巻」タイプの漫画ってなんで少ないんだろう - #AQM

                                                    小説では「上巻・下巻」タイプは割と見るのに、漫画は少ない(ほぼない)よね 2冊でコンパクトにまとめる漫画って描くの難しいのかな? anond.hatelabo.jp 「少ない(ほぼない)」 と言ってるのに対して「ある」と反例を挙げても、あんまり意味がないと思うし、自分も少ない(ほぼない)と思う。 また、「上下巻」と「2巻で完結」はニュアンスが違うので反例になっていない、とも思う。 「2巻で完結」には 長期連載を目指して連載開始したが不人気で打ち切り(計画変更) した作品が含まれるのに対し、 「上下巻で完結」には 上巻の出版時点で既に『上下巻』『上中下巻』で完結する意志が込められている(計画完遂) から。 増田の問いに直答するなら、最初から2〜3冊での完結を織り込んだ「上下巻」のやり方は、現在の商業コミックの 「続き(結末・謎)が気になる」や「キャラ人気」で「金の卵」に化けた作品を長く引っ張

                                                      Re:「上巻・下巻」タイプの漫画ってなんで少ないんだろう - #AQM
                                                    • 有象無象の坩堝「高円寺」|文・前田裕太(ティモンディ) - SUUMOタウン

                                                      著: 前田裕太 駆け出しの芸人として流れ着いた街 私が芸人を始めてから4年間過ごした場所が『高円寺』である。 新宿まで電車に乗れば数駅で着くし、自転車を使えば下北沢もすぐなので、その立地から、この街は、芸人や、バンドマンや、俳優などの夢追い人が闊歩している。私も、そのうちの一人だった。 噂には、この高円寺の下水は、夢破れた若人達の涙を使っていて、流しても流しても無限に水源があると言われている。 私が昔、番組オーディションを受けた時に、スタッフからボロクソに言われて流した悔し涙も、下水として再利用してくれているなら、あの涙も無駄ではなかったと思える。あくまでも噂なのだけれど。 この街に集まるのは、夢追い人だけではない。高円寺にかかる高架下には飲み屋がスクラムを組んで構えており、対峙するように、酔っ払い達がスクラムを組んで、勝者のいない押し合いの試合を夜な夜な繰り広げている。酔っ払い達が、高架

                                                        有象無象の坩堝「高円寺」|文・前田裕太(ティモンディ) - SUUMOタウン
                                                      • はてなブログやってる有名人(今も更新中)を集めています

                                                        コメントがあれば追加します。 以下順不同、敬称略。 ・勝間和代 https://katsumakazuyo.hatenablog.com/ ・よゐこ有野 https://yoikoarinoshinya.hateblo.jp/ ・ちきりん https://chikirin.hatenablog.com/ ・ヨッピー https://yoppymodel.hatenablog.com/ ・宮台真司 https://mjqq.hatenablog.com/ ・緑川光 https://hikaru23.hatenablog.com/ ・ 山形浩生 https://cruel.hatenablog.com/ ・ 森見登美彦 https://tomio.hatenablog.com/ ・速水螺旋人 https://rasenjin.hatenablog.com/ (基準:過去1年間で一度でも更新があ

                                                          はてなブログやってる有名人(今も更新中)を集めています
                                                        • 森見登美彦氏、新年を迎える。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

                                                          謹賀新年 新年というのはいいものである。 なんだか身の引き締まるような感じがする。 さっぱりと生まれ変わったような気分で、 「今年こそは〇〇を成し遂げる!」 と決意したくなる。 身も蓋もないことを言うと、昨年できなかったことが今年ならできると考えるのはおかしい。今年できることなら昨年にもできたはずなのだ。しかしお正月というステキな時空においては、「成し遂げられるかどうか」なんて、実はどうでもよいことなのである。決意をあらたにすることによって魂をリフレッシュする――お正月の意義はそこにある。私たちは元旦の決意に具体的な成果を求めないようにしたい。そんなことをするから「三日坊主」の犠牲者が引きも切らず、人々は己を責め、無意味に傷つき、相争い、世相はすさんでいく一方なのだ。 大切なのは成果ではない。気持ちである。心である。希望である。 さて、本年の森見登美彦氏の抱負は次のとおりだ。 「今年こそ『

                                                            森見登美彦氏、新年を迎える。 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
                                                          • 100%自分用やる夫まとめ やる夫が小説家になるようです

                                                            ____ /      \ /  ─    ─\ /    (●)  (●) \   またバイトクビになったお… |       (__人__)    |   残金30円、これじゃ大好物のエロゲも買えないお・・・ /     ∩ノ ⊃  /   さてどうすれば… (  \ / _ノ |  | .\ “  /__|  | \ /___ / ____ /⌒  ⌒\ /( >)  (<)\ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \    そうだ!小説家になって小説書けばいいお! |    /| | | | |     |     あっという間に大金持ちだお! \  (、`ー―'´,    / 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/12/16(日) 20:01:21.84 ID:PY7kLCtQ0 ____ /⌒  ⌒\ /( ●)  (●)\      早速書

                                                            • 万城目学先生が語る「『鹿男あをによし』ドラマロケで使った居酒屋に森見登美彦先生と飲みに行った時の思い出」

                                                              万城目学 @maqime ただいまTVer配信中の『鹿男あをによし』ですが、数年前、ロケに使われたこの居酒屋に森見登美彦氏と行ったのです。近鉄奈良駅からほど近い店で、海がない奈良なのにマグロとおでんが大変おいしかったです。店を出ようとしたら、ひとり客の女性から「万城目先生と森見先生ですよね」と声をかけられ、 pic.twitter.com/4KLIWf1hR3 2023-09-27 20:48:13 万城目学 @maqime 二人のファンであること、今日も京都で作品に登場する場所を巡ってきたばかりと教えられていたら、「何や、兄ちゃん、告白されてんかいな」とカウンターのおっちゃんたちが加わってきて「電話番号くらい交換したらんかい」と謎の圧力をかけてくるので、「いや、そういうのじゃないです」と私がへらへら 2023-09-27 20:50:50 万城目学 @maqime かわしつつ、「ねえ」と

                                                                万城目学先生が語る「『鹿男あをによし』ドラマロケで使った居酒屋に森見登美彦先生と飲みに行った時の思い出」
                                                              • 本を聴くという事に関して第一人者でありたいと思っている - mogumogumo.jp

                                                                じっくりと考え記事タイトルは《本を聴くという事に関しては第一人者でありたいと思っている》とした。本文を読めば「そういう事か」と理解していただけると思う。がしかし記事タイトルを目にしたほとんどの人がおそらくタイトルの情報だけでは本文内容を想像できないというような記事タイトルの付け方はいかがなものか。(変更の予定無し) 声のコンテンツが伸び続けている時代、様々な方法で“声”を楽しむ事が出来る今、そんな中でも僕がずっと変わらずに推したいのがオーディオブックやボイスブックといった“本を聴く”というもの。 オーディオブックとボイスブックの違い曖昧なものの、AmazonのコンテンツであるAudibleのように書籍1冊まるごと音声化されたものをオーディオブック、音声小説コンテンツWritoneのように短編の物語などが音声化されたものをボイスブックと捉えて記事を続ける。 本を聴くという事に関して第一人者で

                                                                  本を聴くという事に関して第一人者でありたいと思っている - mogumogumo.jp
                                                                • 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が僕らの心をこれほどまでに強く揺さぶるのは|別所隆弘

                                                                  結論から書きますね。それは、近年に稀に見る「ベタなストーリー」だからです。勿論これは批判ではありません。ベタというと、何かお決まりの定型のストーリーでお約束のクリシェの集合体のような物語を想像するかもしれませんが、今書いた「ベタ」とは「メタ」との対義として使っています。そしてこの15年ほど、アニメに限らず物語世界において勢力が強かったのは、明らかにメタの物語の方でした。そして僕ら自身が疲れ、ポストモダンの寒々しさが少ししんどく思えるこの2020年のコロナ時代において、極限まで丁寧に「ベタ」を描き切ったヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語は、これまでメタな物語が「クリシェ」として冷笑的に切り捨てる傾向があった人間の感情の根源的な部分を繊細に丁寧に描き切ったからこそ、僕のような擦れっからしのメタ大好き人間でも、嗚咽で喉が詰まってしまうような物語になりえたわけです。 さて、ここから物語の中身に

                                                                    「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が僕らの心をこれほどまでに強く揺さぶるのは|別所隆弘
                                                                  • 「小説の現状」「『ライトノベル』『本格ファンタジー』とは」「誰かの作品を貶めること」 〜堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥(kadas_blue)氏のコメントから考える〜 - 本格はてなブログ

                                                                    はじめに 「分かりやすい文体や表現を使わないともう全くwebで小説なんて読まれない時代ですよ。」 「ラノベ天狗の定義するラノベや本格ファンタジーって、思い込みレベルでガチガチですよね?」 「逆に聞きたいですが『ライトノベル』って何ですか?明確に定義できますか?」 「突っ込んだ箇所がズレてる上に重箱の隅つつくところまでも行ってなくて、」 「誰かの作品をこんな風に貶めるって普通はやっちゃいけない事ですよ?」 「自分は良いですが、気のとても弱い人は筆を折る可能性だってあります。」 「ラノベという文化を保護したい立場の人がしていい事じゃないですよね?」 「学習能力がないようなので改めて言いますが、発言の引用を許可しませんので消すように。」 「改善が見られない場合ははてなの運営に問い合わせますのでそのつもりで。」 「こんな事してる暇があるなら、自分で『問答無用に面白いラノベ』をあなたが書けばいいんで

                                                                      「小説の現状」「『ライトノベル』『本格ファンタジー』とは」「誰かの作品を貶めること」 〜堅洲 斗支夜/Toshiya Kadas@名興文庫相談役/総帥(kadas_blue)氏のコメントから考える〜 - 本格はてなブログ
                                                                    • 小説を通して見る京都:森見登美彦さんインタビュー | 京都留学情報サイトMAGAZINE

                                                                      皆さんは、作家の森見登美彦さんを知っていますか?京都にゆかりのある有名な作家さんの1人で、京都にまつわる小説もたくさん発表されていますが、留学生にとっては、もしかしたら日本の小説は、あまり身近な存在ではないかもしれません。 今回、京都で学ぶ留学生たちが、森見さんにインタビューする機会に恵まれ、夏真っ盛りの7月のある日、小説の舞台にもなっている京都の下鴨~京都大学周辺を、森見さんと一緒に歩きました!この記事では、インタビューに参加した留学生の李汯恩(リ・ホーンエン)さんが、森見さんの作品の紹介や、インタビューの様子をお届けします! 森見登美彦さんは、ファンタジー小説を書かれる日本の作家で、作品は大学生を中心にとても人気があります。特に大学生に人気が高いのは、大学生が主人公の物語が多いからではないかと思います。 私が森見さんの小説と出会ったのは、東京の日本語学校で日本語を勉強していた時です。友

                                                                        小説を通して見る京都:森見登美彦さんインタビュー | 京都留学情報サイトMAGAZINE
                                                                      • きまぐれ牧場

                                                                        ◆のんべえ夫婦が作る【晩酌に合うモノ】 こんにちは!かつなが夫婦です! 私たちは北海道で一番小さな町「上砂川町」で ウォッシュチーズ、珈琲豆、パンを作っています! 【チーズ界の珍味】とも言える、ウォッシュチーズを手掛けるのは妻のレミ。※のんべえ 【ウチのチーズに合うモノ】をコンセプトに、こだわりを盛りすぎたカンパーニュと、自家焙煎珈琲を作るのは夫のタクヤ。※のんべえ 夫婦でセルフビルドしたパン工房と、オンラインストアで手作りのチーズ、珈琲、そしてパンを販売しています! ◇カツナガ タクヤ 1993年3月4日生まれ。北海道札幌出身。 22歳の時に札幌でバーを開業、26歳の時に斜向かいにあった不動産屋爆発事故で再起不能になり撤退。 その後、ビールの製造者を目指すも結婚を機に方向転換。 紆余曲折を経て現在は、上砂川町内でハードパン専門店を営んでいる。 趣味:草野球、野球観戦(日ハム) 推し選手:

                                                                          きまぐれ牧場
                                                                        • ただいま、私の美しいキッチンと愛する本たち - 物件ファン

                                                                          五条通のほど近く、 すこし奥まった 「コの字路地」の中に佇む 一軒の小さな京町家。 格子の扉を開け 豆砂利洗い出しが美しい玄関へ 足を踏み入れると 目の前に現れるのは 天井を仰いで ようやく全てが視界に入る 圧巻の本棚に 赤茶色のモザイクタイルが美しいキッチン。 あぁ、この眺めのために帰ってきたなぁ、と 「ただいま」を言うたびに感じることでしょう。 玄関から直接つながるダイニングの他に 1階に和室が一間、 2階に洋室が一間。 きゅっとコンパクトなお部屋の中は 数えきれないほどのこだわりで 溢れています。 モールテックス素材とステンレスで モダンに仕立てられたキッチンも 木製の収納扉が間に立つと とたんに京町家に じゅわりと馴染んでしまいます。 小上がりのような和室へは 毎度必ず、大きな沓脱石から 上っていくのがお約束。 坪庭を眺めながらお茶をするのなら ちゃぶ台も必須。 広松木工のどっしり

                                                                          • 2022年上半期Audible 私的ベストオーディオブック - mogumogumo.jp

                                                                            御挨拶 Audibleとは 無料体験 作品選定について 選定基準 = 小説部門 = ◆六人の嘘つきな大学生 ◆同志少女よ、敵を撃て ◆流浪の月 ◆幻夏 ◆星の王子さま 小説編総評 ◆茨木のり子詩集 ◆オードリー・タン 自由への手紙 ◆世界2.0 メタバーズの歩き方と創り方 ◆ジェイソン流お金の増やし方 ◆不安な時代に踏み出すための「だったらこうしてみたら?」 学び編総評 まとめ 御挨拶 皆様、お待たせいたしました。声のコンテンツに特化したブログ《koe-no-hon》管理人にして、大のオーディオブックマニア・Audibleマニアなモグが贈る“2022年上半期Audible 私的ベストオーディオブック”の発表です。 「せっかくの声のコンテンツに特化したブログではなく、何故この《mogumogumo.jp》で発表するのか」という疑問を感じている方もおられることでしょう、がしかし、そこは大人の事

                                                                              2022年上半期Audible 私的ベストオーディオブック - mogumogumo.jp
                                                                            • 『シャーロック・ホームズの凱旋』(中央公論新社) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

                                                                              森見登美彦氏の最新作『シャーロック・ホームズの凱旋』が一月二十二日に発売された。幸いなことに「発売日重版」ということになったが、これもひとえにシャーロック・ホームズという不滅のキャラクターのおかげであろう。 「森見登美彦のシャーロック・ホームズ?」 「ミステリなんて書けるの?」 そのような心配は無用である。作中のホームズは深刻なスランプに陥っており、まともな推理は何ひとつできないからだ。そもそも本作は「絶対にミステリを書かない」という固い決意のもとに書かれたのである。少年時代の憧れであったシャーロック・ホームズを「スランプ中のダメダメ探偵」へと引きずり下ろしたのは申し訳ないことだが、そうやって徹底的におとしめられてもホームズは依然としてホームズだった。 本作を読むにあたって、とくに予備知識は必要ない。 ・シャーロック・ホームズは名探偵である。 ・ワトソンはその相棒・記録係である。 ・モリア

                                                                                『シャーロック・ホームズの凱旋』(中央公論新社) - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ
                                                                              • ブラックフライデー2023 モグ的オススメ特集 - mogumogumo.jp

                                                                                ブラックフライデー 記事情報 まずはこちらを ①プライム会員 ②エントリー 番外編 Kindle Unlimited Audible Amazon製品編 Fire TV Stick Echo Kindle Apple製品編 Apple AirPods Pro(第2世代) iPad 10.2インチ(2021) イヤホン編 Echo Buds JPRiDE model i ANC フード編 ティラミスケーキ ドリンク編 チルアウト UMAMI COLA コーヒー編 BODUM フレンチプレス De'Longhi 全自動コーヒーマシン リラックス編 La Luna 目元エステ スポーツ編 adidas アブローラー 暮らし編 自動調理鍋 シェフドラム 東芝 炊飯器 エレクトロラックス 空気清浄機 WIE ワインセラー まとめ 記事紹介 ブラックフライデー 夏のプライムデーに並ぶAmazonビッグ

                                                                                  ブラックフライデー2023 モグ的オススメ特集 - mogumogumo.jp
                                                                                • 『あのとき売った本、売れた本』永遠に読んでいたい「本屋の裏話」 - HONZ

                                                                                  人生でもっとも長いおつきあいの書店は、紀伊國屋書店新宿本店である。かれこれ35年。つきあいが長くなれば倦怠期だってありそうなものだが、半日滞在しようが、週に何度も通おうが、いまだに飽きることがない。行くたびに発見や刺激があるのだ。こんな素晴らしい場所、他にあるだろうか。 本書は新宿本店で25年間にわたり文学書売り場に立ち続けた名物書店員の回想録である。とにかく楽しい本だ。読んでこれほど多幸感に浸れる本も珍しい。趣味の合う友人と愛読書について夜通しおしゃべりしているような楽しさがある。懐かしい本、記憶に残るフェアや売り場の話がこれでもかと出てくるのだから当然かもしれない。 1日の平均乗降客数353万人の新宿駅は、ギネスにも世界最多と認定されるほどのマンモス駅だ。そんな駅の駅前に店をかまえていれば、それはそれはいろいろな客がやってくる。 今もおぼえているのは、女装のおじさんである。死ぬほど短い

                                                                                    『あのとき売った本、売れた本』永遠に読んでいたい「本屋の裏話」 - HONZ