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田中守平の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • お前らに戦前の苦学を成功させることはできないし希代の詐欺師や超能力を持つ教祖ですら失敗している - 山下泰平の趣味の方法

    戦前の苦学は不可能 諸事情があり、戦前の苦学を調べ続けていた。 田舎の貧しい家庭に生れた若者が家出をして、無一文で東京にまでたどり着き、新聞牛乳配達などで学費を稼ぎ出す。なんとか学校を卒業し見事に出世する……といった物語が明治期に好まれた。本格的に苦学を調べる以前の私が持っていたイメージも、そういったものであった。 しかしながらそんなことを実現させた者など、ほぼいない。なぜなら難易度が高すぎるからだ。そうはいっても俺なら苦学を成功させられそうだけどな、なんてことを思う人もいるかもしれないが、絶対になにがあっても完璧に1000000000%の確率でお前に苦学を成功させることはできない。事実、当時も同じようなことを考え苦学の世界に突入した多くの若者が、みるみるうちに脱落していった。 確かに戦前に苦学はあり、苦学をする者もいた。しかし苦学ですら選ばれた者でなくては基本的には実現できないものであり

      お前らに戦前の苦学を成功させることはできないし希代の詐欺師や超能力を持つ教祖ですら失敗している - 山下泰平の趣味の方法
    • 怪異の表象空間|国書刊行会

      発売日 2020/03/24 判型 A5判   ISBN 978-4-336-06577-3 ページ数 384 頁   Cコード 0095 定価 3,960円 (本体価格3,600円) 日本の近現代は怪異とどう向き合ってきたのか。明治期の怪談の流行から1970年代のオカルトブーム、そして現代のポップカルチャーまで、21世紀になってもなおその領域を拡大し続ける「闇」の領域――怪異が紡いできた近現代日本の文化表象を多角的視座から探究した決定版。 [収録内容] 第1部 怪異の近代 第1章 怪談の近代 第2章 心霊としての「幽霊」――近代日本における「霊」言説の変容をめぐって 第3章 怪談を束ねる――明治後期の新聞連載記事を中心に 第4章 心霊データベースとしての『遠野物語』 第5章 田中守平と渡辺藤交――大正期の霊術運動と「変態」 第6章 霊界からの声――音声メディアと怪異 第2部 オカルトの時

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