みなさん、こんにちは、本ノ猪(TwitterID:@honnoinosisi555)です。 前回の文章(「「21世紀版『歴史とは何か』(E・H・カー)」なる本が出版されていたので読んでみた」)から、大分時間が空いてしまいました。 数か月ぶりの投稿となります。ぜひご笑覧ください。 ************************************************ 2020年2月14日金曜日。 京都古書会館で開催の「第6回 古書会館de古本まつり」に足を運んだ。 戦前期の仏教に関する書籍・雑誌を求めて、本棚を一つずつ見ていく。 時に、まったく異なるジャンルの本に目移りしながら、お目当ての本を探していると、 「ううん!?」 と心を打つ雑誌の背表紙が目に入った。 かすれた背表紙に、かすかに残された「中央佛敎」の四文字。 『中央佛敎』とは、曹洞宗の僧侶・飯塚哲英設立の中央仏教社が発行し