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開放病棟の検索結果1 - 16 件 / 16件

  • 薄い本を読むパート3 - Close To The Wall

    薄い本を読むパート2 - Close To The Wall 一年おきにやってる気がするこれ、三回目。今回は厳密ではなく本文200ページ前後、とややゆるめに選んだ20冊。冊数も記事も分量が増えて行っている。 フリオ・ホセ・オルドバス『天使のいる廃墟』 ミルチャ・エリアーデ『令嬢クリスティナ』 フランツ・カフカ『変身』 アントニオ・タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』 イタロ・カルヴィーノ『ある投票立会人の一日』 スティーヴン・ミルハウザー『魔法の夜』 パーヴェル・ペッペルシテイン『地獄の裏切り者』 イマヌエル・カント『永遠の平和のために』 閻連科『年月日』 宮内悠介『黄色い夜』 ヴァージニア・ウルフ『フラッシュ』 ティモシー・スナイダー『暴政』 フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』 ウンベルト・エーコ『永遠のファシズム』 アレホ・カルペンティエール『時との戦い』 中井英夫『幻想博物館』 ジ

      薄い本を読むパート3 - Close To The Wall
    • 精神科病院のどこが問題なのか、どうやって変えるか/原昌平 - SYNODOS

      精神科病院というと、みなさんはどんなイメージを思い浮かべるだろう。傷ついて心を病んだ人が静かに療養する場所だろうか? ざわめく病棟に閉じ込められ、自由を奪われてしまう場所だろうか? 前者のような病棟も一部にはあるけれど、残念ながら、まだ後者が主流だと筆者はとらえている。 日本の精神科医療の最大の問題は、入院患者があまりにも多いこと、そして患者の人権が守られていないことにある。暴力的に支配する悪徳病院は少なくなったものの、ここ十数年、強制入院、閉鎖病棟、身体拘束が増え、人権状況はむしろ悪くなっている。長期入院の解消もあまり進んでいない。患者の権利擁護システムの導入と入院ベッドの削減を急ぐ必要がある。 精神科の病院は、一般の病院とどこが違うのか。本質的な違いは「集団管理」にあると筆者は考える。 精神病棟でも一般の病棟でも、一つの病棟は40~60床のことが多い。病棟の運営は主として看護職員が担う

        精神科病院のどこが問題なのか、どうやって変えるか/原昌平 - SYNODOS
      • 刑事裁判を考える:高野隆@ブログ:日本対チャペル

        2023年08月17日 日本対チャペル 英国ウェストミンスター マジストレイト裁判所のゴールドスプリング上級地方判事(首席判事)は、2023年8月11日、日本政府による英国人ジョー・アンソニー・チャペル氏の身柄引渡要請を棄却する判決を言い渡した。以下に判決全文の試訳を掲載する。 ゴールドスプリング上級地方判事 (首席判事) イングランドおよびウェールズ ウェストミンスター マジストレイト裁判所にて 日本政府 対 ジョー・アンソニー・チャペル 申立人政府代理人 ベン・キース氏、ジョージア・ビーティ氏 被申立人代理人 マーク・サマーズ勅撰弁護士およびジョージ・ヘップバーン・スコット氏 ___________________________________________________ 「申立人政府による保証」に関する 判決 __________________________________

        • 20世紀まで続いた日本の奴隷制度 「おじろく・おばさ」~長男以外は奴隷 - 草の実堂

          日本にあった奴隷制度と聞くと、多くの人が「穢多・非人」を思い浮かべるかもしれません。 しかし20世紀まで続いていた驚くべき風習があります。 長野県の山奥で何百年も実在した「おじろく・おばさ」という制度です。 今回の記事では「おじろく・おばさ」について紹介したいと思います。 「おじろく・おばさ」が生まれた背景とは? 人類の歴史は、人口増加との闘いでもありました。 人口が増えれば、その人数分の食料を生産しなければなりません。 とくに耕地面積が少ない山奥に住む人々は、農作物の収穫量(生産量)が少ないため、人口増加には最新の注意を払う必要がありました。 このような背景から、現在の長野県南部に位置した天龍村(現在の下伊那郡天龍村)には、人口を抑制するための特殊な家族制度がありました。 その家族制度が「おじろく・おばさ」なのです。 長男だけが結婚して家を継ぎますが、長男以下の兄弟姉妹は、他の家に嫁いだ

            20世紀まで続いた日本の奴隷制度 「おじろく・おばさ」~長男以外は奴隷 - 草の実堂
          • 自己流の無茶な治療がまかり通る薬物依存症 罰則や逮捕は治療に必要なのか?

            大麻「使用罪」を創設する動きがある中、厚労省の議論に加わっている依存症診療専門の医師からも出された「サンクション(罰則)が必要だ」という発言。 トラウマの痛みを大麻で紛らわす使用者も多い中、罰や逮捕はプラスになるのだろうか? さらなる傷を与えることにはならないのか? 医療者の理解も進まない薬物依存症で、支援者は患者にどう向き合うべきなのか、患者国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長の松本俊彦さんに聞いていく。 患者を支援する時、厳しさは必要か?——先生も患者さんと向き合っている時、腹が立つこともあると思います。患者さんが問題行動を起こすこともあるでしょう。「厳しさもなければダメだ」と小林先生は言っていますが、依存症診療の医療者には厳しさも必要なのですか? 僕が患者さんに厳しいことを言ったことがないかと言えば、嘘になります。病院の中の立場もありますし、治療上必要だと思って言うこともあ

              自己流の無茶な治療がまかり通る薬物依存症 罰則や逮捕は治療に必要なのか?
            • 日本精神医学の歴史最終回⑭「私宅監置廃止と長期入院」 - まだなにも決まっていない blog

              みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 日本精神医学の歴史、今回が最終回となります。 呉秀三らの活躍により1919年(大正8年)「精神病院法」が制定され、 全国に精神病院が設立されていくことになります。 しかし私宅監置がなくなることはありませんでした。 1879年、上野公園内に開設された東京府癲狂院は その後東京府巣鴨病院と改称し、呉秀三が院長として就任します。 1919年に再び移転し、現在は東京都立松沢病院となっています。 治療は西洋の治療法が日本でも採用され、 大正、昭和初期には発熱療法やショック療法 maedaaaclinic.hatenablog.com そしてロボトミー手術も1942年に導入されました。 maedaaaclinic.hatenablog.com 今でも手術室として使われていた名残が残る精神科病院

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              • 精神医学の歴史⑮「薬物療法の発展と開放病棟」 - まだなにも決まっていない blog

                みなさん、こんにちは、私です。 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 精神障害の解明が進んでいき、治療法も生み出されてきた1900年代、 maedaaaclinic.hatenablog.com しかしその裏では度重なる各国での戦争と、 第一次世界大戦・第二次世界大戦が行われていました。 この世界を巻き込んでの大きな戦争は、その窮乏時には、 精神障害者や精神病院に大きなしわ寄せがなされた。 ドイツでは第二次大戦中、 ナチスにより不治の精神病者や精神遅滞(知的障害)者が 多大な努力と莫大な出費をかけて扶養させることは意味がないとされ、 27万人余りの患者が命を奪われている。 日本でも第二次対戦後の食料欠乏時代に 多くの精神病患者が精神病院で栄養失調のため亡くなっている。 しかしこうした流れから第二次世界大戦後には 人権思想がいっそう高まりを見せる。 向

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                • 245.もうすぐ退院 母のこと - アラカンパート妻の昼下がり

                  重症のうつ病で閉鎖病棟に入院している母のはなしです。 先日、閉鎖病棟から開放病棟へうつりました。開放病棟はガラスの壁も長い渡り廊下もありません。 ↓前回の母のはなし 開放病棟とは、精神科病院において、病棟の出入り口が 1 … 母は「要介護2」ですが 精神疾患があるため 病院の近くにある特養には入居出来るみたい。 (特養=特別養護老人ホームは要介護3から) ただ 先日4人部屋で眠れなく てんかんの発作があったので 団体生活もためらう コロナ禍で面会できないのも気になるところ 私が母を介護しようかなぁ 続きます ブログランキングに参加しています。 ↓↓ポチしていただけるとうれしいです。

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                  • 映画「閉鎖病棟」をみてきました:帚木蓬生と笑福亭鶴瓶のこと - シニアライダーの日常・R1200Rと共に

                    公開初日、帚木蓬生原作の閉鎖病棟を見て来ました。正式には「閉鎖病棟 それぞれの朝」です。 参照:https://eiga.com/movie/90733/映画.com 原作はかなり前に読んでいて、前回太宰治の「人間失格」のときにこの映画の予告を見て、是非見たいと思っていました。120分弱という時間の制約もあってか、原作に比べて背景説明や掘り下げがやや物足りないことと、物語の設定や演出に独自の変更があるのは確かですが、原作のイメージには忠実に作られていたと思います。笑福亭鶴瓶も綾野剛も小松菜奈も良かったです。 また精神病院(原作ではそうなっていますが、最近では差別的響きがあるという事なのか精神科病院というのが正式だそうです)が舞台ということもあり、ユーモラスな表現にしてもシリアスな表現にしても難しさがあるなあと感じました。 私は原作から入ったのでどうしても比較してしまいますが、そうでない人に

                      映画「閉鎖病棟」をみてきました:帚木蓬生と笑福亭鶴瓶のこと - シニアライダーの日常・R1200Rと共に
                    • 精神科病院における身体拘束を考える|認定NPO大阪精神医療人権センター

                      精神科病院における身体拘束は、精神保健福祉資料によれば2017年では12 ,528人とされ、10年前(2007年)の6,786人と比較して約2倍となり、その数は増え続け、身体拘束によって生命が奪われる事件の報道もなされています。身体拘束は、「生命」・「個人の尊厳」にかかわる問題です。大阪精神医療人権センターでは、身体拘束がそもそも「治療」といえるのか、身体拘束に根拠や合理性があるのかという根本的な疑問点から、精神科病院における身体拘束を考え、現状を変えていくための方策を検討しています。 身体拘束とは 身体拘束のうち、両手両足と胴を拘束することが五点拘束と呼ばれています 頑張って起き上がれば、起きることは何とかできるかもしれません。最近の日精協雑誌(日本精神科病院協会)には、「身体拘束中に寝返りが打てないということはない」と書かれていましたが、寝返りが打てるか打てないかという問題ではなく、こ

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                      • つながり再考――依存症家族支援と強すぎないつながり(松本俊彦)[第16回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡

                        依存症は、現代人にとって、とても身近な「病」です。非合法のドラッグやアルコール、ギャンブルに限らず、市販薬・処方箋薬、カフェイン、ゲーム、スマホ、セックス、買い物、はたまた仕事や勉強など、様々なものに頼って、なんとか生き延びている。そして困っている、という人はたくさんいるのではないでしょうか。 そこで、本連載では自身もアルコール依存症の治療中で、数多くの自助グループを運営する横道誠さんと、「絶対にタバコをやめるつもりはない」と豪語するニコチン依存症(!?)で、依存症治療を専門とする精神科医・松本俊彦さんの、一筋縄ではいかない往復書簡をお届けします。 今回は、連載の前半で話題になった「ひととのつながり」と依存症の回復の関係を再考します。特に最も身近な他者――家族との関係について。 はじめにマコト、お手紙ありがとう。 前回のマコトの手紙を読んで、「なるほど」と膝を打ちました。マコトは過集中を利

                          つながり再考――依存症家族支援と強すぎないつながり(松本俊彦)[第16回] 酒をやめられない文学研究者とタバコがやめられない精神科医の往復書簡
                        • 病院にディスコ 宇多丸、考え方の基盤はスター体質の父:朝日新聞デジタル

                          父(精神科医の石川信義さん)は破天荒で、漫画の主人公のような人です。周りに人が集まってくる「スーパースター体質」だから、僕のライブにたくさんの人が入っているのを喜ぶ母に、「うちの子だぞ、当たり前だ」と言い放ったそうです。 僕が生まれた頃、群馬県に病院を建てました。患者を閉じ込めない完全開放病棟を先駆けて実現しました。平日は群馬なので顔を合わせるのは週末だけ。ちょっと離れたところにいる、先生のような存在でした。 週に1度、家族で食事会を開き、父は近況報告を兼ねて、自分が目指すことを話してくれました。社会的弱者のためにどうしたらいいか。偏見というのはどういうものか。父から学んだ考え方は僕のベース。心から尊敬しています。 父は会社員になってから医者になっています。勉強や進路についてあれこれ言われたことはありません。ただ、「自分の意見が言える仕事に就いた方がいい」とだけ言われました。 僕が日本語で

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                          • 廊下に山と積まれた母の蔵書。その母の悪癖が僕に遺伝して、のちのち大変なことに……。|宇多丸 | 週刊文春 電子版

                            (うたまる ラッパー・ラジオパーソナリティ。1969年、東京都生まれ。89年、早稲田大学在学中にヒップホップグループ「ライムスター」を結成。ヒップホップ文化が定着していない日本でヒップホップシーンを牽引してきた。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』(月〜金、18時)のメインパーソナリティも務めている。) 結成33周年となるヒップホップグループ・RHYMESTER(ライムスター)のラッパーで、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』のパーソナリティとしても活躍する宇多丸さんは、1969年5月22日生まれ。本名・佐々木士郎、東京都文京区出身だ。 ライムスターの『東京、東京』という曲で「オレは港区生まれ文京区育ち周りは至ってフツーの人たち」とラップしているんですが、生まれたのが港区の愛育病院だったというだけで、ちょっと気取ってみました(笑)。親元を出るまで、ずっと文京区です。 記憶の中で一番

                              廊下に山と積まれた母の蔵書。その母の悪癖が僕に遺伝して、のちのち大変なことに……。|宇多丸 | 週刊文春 電子版
                            • 「おそ松くん」が描かれた時代の優しさ──。 京都の精神科医が一流のクラフトビールを作る理由 | DIG THE TEA

                              クラフトビール好きのあいだで知られる「京都・一乗寺ブリュワリー」。 フルーティでスパイシー、香りの良さに定評があり、世界5大ビール審査会のインターナショナルビアカップやアジアビアカップでの受賞歴を誇る。 2020年にオープンした「Ace Hotel Kyoto」のルーフトップバーでは、一乗寺ブリュワリーの「レッドエール」が“生ビール”として唯一提供されていて、コロナ禍の現在はルームサービスでも注文が相次ぐ人気ぶりだ。 「一乗寺ブリュワリー」のオーナーは、精神科医の高木俊介さん。現在、京都で重度の精神疾患の患者のみを地域のチームで在宅支援し診療しながら、一乗寺ブリュワリーの経営に奮闘している。 「いったいなぜ、精神科医が畑違いのクラフトビール作りを?」 ビールは「人と人をつなぐ嗜好品」と話す高木さんは、「精神科医だからこそ」京都発のクラフトビールにたどり着いたという。一流のクラフトビール作り

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                              • 女の本屋 > 中井久夫さん追悼 ちづこのブログNo.157

                                ★ このサイトを運営するNPO法人WANは、多様なフェミニズム実践とジェンダー研究の情報を発信・集積し、 ジェンダー平等を求める人々に交流の場を提供します。 昨年のもうひとつの訃報は、精神科医の中井久夫さん(1934-2022)でした。2022年8月8日没、享年88歳。敬愛してやまない人でした。 『現代思想』12月臨時増刊号が中井久夫さんの追悼特集となりました。頼まれて寄稿したエッセイをこちらも版元の許可を得て転載します。 ******************** 中井さんは「神の国」へ行ったのか? バレンタインズ・デーにチョコレートを送る、大好きなおじさまが、わたしには3人いた。そのおひとりが中井久夫さんである。 中井さんと初めて会ったのは、岩波書店の会議室だった。シリーズ『変貌する家族』全8巻(1991-92)の刊行にあたって、鶴見俊輔、中井久夫、中村達也、宮田登、山田太一という錚々た

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                                • 精神科入院患者が「一律10万円給付」を手にすることの革命的インパクト - wezzy|ウェジー

                                  前回記事では、新型コロナウイルスによって個々人に「コロナ鬱」をはじめとするメンタルヘルス上の問題がもたらされている現状と、対策の可能性ついて述べた。 しかし、新型コロナに激変させられた日常のニュース映像の中に、精神科病院の中の風景は現れるだろうか? 個人や中小事業者への経済的支援への議論が白熱する時、精神障害者の姿は思い浮かべられるだろうか? そもそも社会から忘れられやすかった人々が、コロナ禍で置き去りにされようとしていないだろうか? 日本在住者全員を対象とした一律10万円給付(特別定額給付金)は、精神科入院患者に届くのだろうか? 「三密」が揃いやすい精神科病院 日本で初めて注目された新型コロナウイルスの集団感染は、横浜港に停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号だった。クルーズ船には、通常は乗客の開けられる窓がない。気密性が高く、多数の乗客がおり、船外との行き来の機会は港で接

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