Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 オーストリアのJohannes Kepler University Linzの研究チームが開発した「3D printing of resilient biogels for omnidirectional and exteroceptive soft actuators」は、3Dプリンタを使い、ゼラチンベースの生分解性ハイドロゲルを造形できる手法だ。 印刷したハイドロゲルは、高い弾性と伸縮性を持ち合わせており、もし破損や寿命がきても最大5回まで分解し再印刷し直せるという。アクチュエータやセンサーを搭載することで、曲げ制御やタッチセンシングを可能にする。 (A)3Dプリンタの加熱方式の押し出