2022年、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)は多くの銘柄で大きな値動きが発生した(【参考】ビットコインチャート)。利益と損失が混在し、その税務に悩む人も多いだろう。本記事では、ビットコインなどの仮想通貨について、税金の計算方法および税率について解説したい。 ビットコイン(仮想通貨)の税金の仕組みと税率 ビットコイン(仮想通貨)は総合課税 給与などと合算 ビットコインは「総合課税」として課税される。これは給与など、その他の所得と合算して税額を求める方法だ。「累進課税方式」が取られており、所得が大きいほど15~55%の範囲で税率が上がる(住民税含む)。つまり、ビットコインは高所得者ほど税負担が大きくなる。 一方、株式やFXはその他の所得と別に計算される「分離課税」。給与などで高い所得を得ていても、税率は一律20%で求められる。 仮想通貨(暗号資産):総合課税(15~55%) 株