■「共謀罪」の趣旨を含む改正組織的犯罪処罰法成立 15日午前7時46分、伊達忠一議長が、投票を終えた参院議員に宣言した。「(「共謀罪」)法案は可決されました」 【写真】山本太郎氏は投票時に抗議の声を上げた 賛成165、反対70。カメラのフラッシュがたかれる中、閣僚席の金田勝年法相が立ち上がり、緊張した表情で議員席に2度、礼をした。議場は与党議員の拍手と野党議員の怒号に包まれ、「こんなの認められない」と抗議の声が響いた。 法成立後、小川敏夫議員(民進)は「日本がますます悪い方向にいく。『共謀罪』法案の審議は何から何まで横暴だった。数のおごりだ」と憤った。 採決では、社民党や自由党など少数会派7人が牛歩戦術を展開。議長が投票時間を2分に制限し、福島瑞穂議員(社民)ら3人は投票が間に合わず、無効票になった。 福島氏は「稀代の悪法をすんなり通してはいけないと抵抗した。参院では17時間50