シリーズでお伝えしている「アメリカ大統領選挙 基本の『キ』」! 第8回は、「投票者数のナゾ」。 選挙における投票者数は、日本ではまさに「基本の『キ』」と言える情報です。 ところが、アメリカ大統領選挙の投票者数を調べたところ、意外なことが明らかになりました。 実は、正確には分からないんです。 と言うのも、アメリカでは50州のほとんどの州で、勝者が決まった時点で事実上、開票作業を終えるからです。 日本の選挙では、どんなに大差がついても最後の1票まで数え、各候補の得票数を発表しますが、アメリカではどちらかの候補が過半数を獲得して、勝者が決まればいいという「合理的」な考え方をしているそうです。 このため専門家によると、勝者が決まったあとは、誰に投票したか分からない「疑問票」を無視したり、候補者に適当に振り分けたりと、日本の常識では考えられないことも行われているということです。 前回2016年の大統