代替医療を提唱・実践する組織が、○○医学協会、○○学会、○○研究所、○○医学センターなどを名乗ることがある。慣れない人が公的な組織であると誤解することもあるだろうが、名乗るのは自由である。また、代替医療の組織が医学雑誌を発行することも自由である。組織外のメンバーに読まれるかどうかはともかくとして、論文のようなものを掲載すれば医学雑誌のように見える。なんならグループ内部で査読したことにしてもいい。 たとえばの話、日本ホメオパシー医学協会*1が、見た目の体裁だけは整った医学雑誌を発行することもできる。そのような雑誌に載った総説に「複数の公的な報告書がホメオパシーの有効性を科学的に認めている」と書いてあったとして、読者らは信じるだろうか? さて、sivad氏は、「もう少し新しい知見を追いましょうね」として、イギリス・アレルギー環境栄養医学協会(BSAENM)の報告書(以下BSAENM報告書)を引
2023年8月からX(旧Twitter)にて、「HPVワクチンの深刻な副反応・薬害としての自己免疫性脳症が、相当規模で存在していると推測」する立場である平岡厚さんと対話を続けています。さまざまな論点がありますが、今回は9価HPVワクチン(シルガード9)の臨床試験において、対照群に4価HPVワクチン(ガーダシル)が使用された件について解説します。 臨床試験において、9価HPVワクチンは、4価ワクチンでカバーしていない型に関連する高リスクの子宮頸部、外陰部、膣の疾患を予防し、また、安全性についても重篤な有害事象に関する臨床的に意味のある差は認められませんでした*1。9価HPVワクチンは十分に安全で有効であるというのが専門家のコンセンサスであり、日本でも2023年から公費で受けられるようになりました。 「9価HPVワクチンの臨床試験を1回くらいは生理食塩水を対照として行ってはどうか」という平岡さ
ナゴヤ城が佐賀県にもあるのをご存知だろうか? その名も「名護屋城」。 私は知らなかった! まぁ、城はかつて全国に無数に在ったわけで知らない城なんてざらにある、きっと山の中に微かに残る城跡みたいなものだろう…と思っていた。 編集部・安藤さんにいたっては、当サイトによく登場する「個人が勝手に作った系の城」だと思ったそうだ。(これとかこれとかこれとか) が、行ってみたらぜんぜん違った。 え!?というくらい巨大な城跡だったのだ。
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