「目標設定」はノルマや評価のためのものじゃない。 「期初の目標設定」が憂鬱でたまらないのだというお話を聞くことがあります。これは上司側の人からも部下側の人からもです。”いい感じ”に目標を決めていくのは大変な仕事ですし、上司やチームとのすり合わせに膨大な時間が費やされてしまうからでしょう。 ところが、そんなに苦労して決めたにも関わらず「目標を立ててよかったですか」と聞いてみると、黙り込んでしまうような人も珍しくありません。このような上司も部下も誰も幸せにならないような目標設定にはあまり価値がありません。 しかし、そもそも「目標による管理」というのは「従業員の創造性を向上させたい」とか「人間に対する尊厳を重視したい」という考え方から生まれたものです、と話をすると、意外そうにされます。運用方法を間違えることで、こうも印象が違うものになってしまうのです。 「目標による管理」はピーター・ドラッカーの