大阪府阪南市で住宅街から離れた幹線道路沿いに立地する保育施設の計画が大きな波紋を広げている。それは、阪南市が進めている保育園と幼稚園を一体化した認定こども園「阪南市立総合こども館」(仮称)を作ろうという計画。老朽化した公立の幼稚園と保育園を1か所に集約し、0~5才児600人規模の施設にするというものだ。これほどの大きな施設は全国でも珍しい。 阪南市の計画によると、新しいこども園の建設予定地は、ヤマダ電機阪南店跡。6800平米の広大な敷地に鉄筋2階建ての建物が建っている。これを耐震補強した上で、市内にあるいずれも老朽化した公立の4つの幼稚園と3つの保育園を集約させるというこの計画は、昨年12月に市議会で明らかにされ、3月には予算案が可決された。開園予定は2018年。