本連載を始めた5月に「目覚ましい進化を続ける米国オンライン教育分野のイノベーション」と題した記事をレポートしました。今回は、その中でも近年際立った成長が目立つオンライン教育サービス「Coursera(コーセラ)」について、改めてレポートしたいと思います。理由は、このサービスの急速な成長です。 Courseraとは、2012年4月、スタンフォード大学でコンピュータ・サイエンスの教鞭をとる二人の教授により始められた教育系スタートアップベンチャー企業です。シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタルであるKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)とNew Enterprise Associates(NEA)から合計1600万ドルの資金調達に成功して、一躍話題になりました。 スタンフォード大学やプリンストン大学など、一流大学の授業がオンライン動画を通じて無料で受講でき