鹿児島銀行が「Payどん」で目指す、地域経済の活性化──顧客起点での機能拡張と信頼の両立とは? ゲスト:株式会社鹿児島銀行 上岡竜氏、森丈幸氏/株式会社インフキュリオン 角野大樹氏 金融や決済の突出した専門性が独自機能の開発を可能に ──具体的に、ユーザーからのどのような声を受け、どのようにサービスを改善したのかお聞かせください。 上岡:お客さまに非常にお喜びいただいたケースとしては、「デジタル地域振興券」との併用払いの機能があります。デジタル地域振興券とは、Payどんアプリ上で自治体などが発行するプレミアム付きの地域振興券です。2020年以降はコロナ禍における飲食店支援などを目的に積極的に展開され、Payどんユーザー数拡大の原動力にもなりました。 しかし、デジタル地域振興券の利用が広がる中で、地域のお客さまや事業者さまからPayどんの機能に対する不満も届くようになります。それがデジタル地
