デザイナーの小沼景さんは、大手ハウスメーカーでの設計、リフォーム会社での内装設計を経て、2002年に独立。現在、株式会社デコラホームステージングの代表を務めています。 家のプチリフォームから、店舗リフォーム、大型のリノベーションまで幅広く手掛ける小沼さんは、どのような方なのでしょうか。その人柄やリフォームに対する想いを探るべく、お話を伺いました。 大学で建築を専攻し、卒業後は大手ハウスメーカーに新卒として入社した小沼さん。建築士を目指すきっかけは、プロダクトデザイナーである父親の存在だったと話します。 「父は製品だけでなく、空間づくりにも関わっていました。家にはドラフター(製図台)やマーカー、三角定規などがあり、それを見て育ちました。幼心に間取り図を見るのも好きでしたね。そういったものが身近だったため、強く“建築家になりたい”と志すよりは、自然な流れで“建築”という仕事にたどり着きました」