「今年度アカデミー賞最多12部門13ノミネート!」と、大きく喧伝された『エミリア・ペレス』(監督:ジャック・オーディアール)が3月28日、日本でもついに公開となった。 メキシコの麻薬カルテルのリーダー、マニタスは貧しさゆえに犯罪者となり、マッチョでなければ生き残れない世界をサバイバルしてきたが、実は女性として生きることを渇望していた。メキシコシティの弁護士リタ(演:ゾーイ・サルダナ)は腐敗した司法に絶望し、大金と引き換えに危険を承知でマニタスと関わっていく。 リタの手配によって性別適合手術を受けたマニタスは過去を捨て、エミリア・ペレス(演:カルラ・ソフィア・ガスコン)として人生を再開する。そんなマニタス/エミリアとリタによって人生を翻弄されるのが、マニタスの妻のジェシー(演:セレーナ・ゴメス)だ。 映画『エミリア・ペレス』主演のカルラ・ソフィア・ガスコン ©AFP=時事 エミリア、リタ、ジ