北海道七飯町で行方不明になり、6日後に保護されて入院中の小学2年、田野岡大和君(7)について、父親の貴之さん(44)が5日、函館市内で報道陣の取材に応じ「健康状態は良く、元気に回復している」と明らかにした。退院日は未定という。 貴之さんによると、田野岡君は5月28日に行方不明になってから6月3日に保護されるまでの間「誰にも会わず1人きりで、何も食べなかった」と話している。田野岡君は手足に傷が数カ所あるが元気で、5日朝には点滴治療も終えた。病院では、おかゆや汁物などを1日3回完食し「お母さんのハンバーグや手作りパンが食べたい」と笑顔で退院を待ちわびているという。 保護された3日には、病院の救急処置室で両親や姉と再会。貴之さんが「つらい思いをさせてごめん」と繰り返し謝ると「お父さん優しいから、許すよ」と答えた。