裸と間違われることがたびたびある。 私を目の前にしたとき「えっ」という顔をしてじっと見、そうして「ああ」といってほっとする人がよくいるのだ。ほっとしたあと、その人はこういう。 「びっくりしたよー、着てないのかと思った」 そんなばかな、裸で街を歩くはずないだろう。では、なぜ間違われるのか。それは私がベージュの服を着ているからだ。 でも、ベージュの服を着ている人はいっぱいいるし、店でもたくさん売っている。 これは一体どういうことなのか。 (text by 古賀 及子) ベージュ色の服=裸? 肌(裸)の色は人それぞれだろうし、また一口に“ベージュ”といってもその色味は様々だ。 今回、ベージュ色の服を着ていてはだかに間違われる件について考えるにあたり、これまで私が着ていて裸に間違われたことのある服をピックアップした。