総務省は22日、マイナンバー制度の個人番号カードの申請件数が20日までの集計で約730万枚となったと明らかにした。住民基本台帳カードの昨年3月末時点での有効交付枚数約710万枚を上回った。同省は「住基カードに比べ、実用性が高いことが要因ではないか」としている。 個人番号カードは、制度運用開始に伴い今月から交付が始まった。番号のほか名前や住所、生年月日などを記載。顔写真付きで身分証として使える。政府は、自治体や民間のサービスも順次追加して利便性を高め、普及を図る方針だ。 一方の住基カードは03年に希望者への配布を開始したが、取得率は5・5%と低迷した。