家賃保証会社の社員が、滞納した家賃の督促のために顧客宅を訪問。延滞客から暴行を受けて警察を呼んだ…。そんなニュースを目にしたことがある。 こんな風にニュースにならなくても、「延滞客の◯◯さんって、以前、不動産会社の社員を監禁したことがあるらしい」──なんて話は、家賃保証会社で働いていればそれなりに耳にする。 私は元・家賃保証会社の管理(回収)担当者。十数年間働いて今年、辞めた。もっとも、いま現在はまったく無関係な仕事なのかといえば、そうでもないのだけど。 その前はやはり十数年、消費者金融で働いていた。その二十数年間で私が「被害者」として警察を呼んだことは1度だけである。 今回はその出来事を含む、厄介な延滞客のエピソードを紹介する。家賃保証会社の管理(回収)担当者の不愉快な日常だ。 いずれ家賃保証会社は叩かれる? そもそも、私は警察を「呼ばれた回数」の方が多い。 断っておくが、私は督促で強い