超個人的美学2~このブログは「超個人的美学と題するブログ」ではありません 引き続き 政治理論、哲学、思想、宗教etc 様々な文化的探求を目的とするブログです 前回記事(『「公文書偽造」は「偽札偽造」に匹敵する犯罪行為?!~藤井聡論考解説~』)で藤井聡さんのメルマガ記事を参考に近代社会学の祖マックス・ウェーバーの理論を引き合いに出して、国家権力の源泉が暴力の独占にあり、正当なプロセスを経ないその恣意的な運用は決して許されないということを解説したのですが、結構評判で、ヤン・ウェンリーさんとソウルメイトさんに紹介してもらいました。 で、まあこの記事の構想を考えていた最中に偶然読んでいたのが、中野剛志さんの『富国と強兵』という本なのですが、この本の前半MMTという貨幣理論や、貨幣とは負債(負債の特殊な一形態)であるという「信用貨幣論」や貨幣の価値の源泉は国家権力にあるという「表券主義」といった考え