今週配信された日経ビジネスの特集は「行きたい大学がない」というタイトルです。THE(タイムズ・ハイアー・エデュケーション)の世界大学ランキングでは次々と順位を落としていく日本の大学に対して、問題点の分析とその対策となる取り組みを紹介しています。 THEのランキングは外国人比率などが項目にありグローバル化の度合いが効いてきますので、講義が英語でなく日本語で行われる日本の大学では順位をあげるのが大変そうですね。母国語で高等教育が受けられるのはそれだけ日本の教育水準が高い証拠であり、その水準の高さが近年まで欧米と経済で張り合えてきた原動力なんじゃないかと思うところはありますが、時代が変わり日本の大学もあり方を問われる時が来たのでしょう。 ま、それはともかく原因を大学だけに求めるのが正なのかは疑問が残ります。紙面では海外のエリートは早い段階でヴィジョンを持ち専攻を決めているとあり、そこも日本と大き