前回は555を使って原始的なリズムマシーンを作りました。今回はその回路を拡張して、もっと遊べる電子楽器に仕上げてみます。まず、音色を変化させる仕組みを追加したいのですが、その前に新しいツールを準備しましょう。 555を使うと、だいたい狙ったとおりの周波数を持つ信号を作り出すことができます。 十数kHzまでなら、その信号を耳で聴くことができますが、できれば目で見ることもできると、理解がより深まります。オシロスコープという測定器を使えば、信号を画面で読み取ることできます。しかし、ブレッドボーディングのためだけに高価なオシロスコープを用意するのは無理があります。 そこで今回は、Windows PCさえあれば使える、フリーソフトウエアのオシロスコープを試してみます。さっそくインストールしてください。次のページからダウンロード可能です。 □ハンディ・オシロスコープ http://www.vector