アプリケーションの過剰利用により、デジタル業務は大きな変化を経験している。スラックやエバーノート、グーグルドライブ、ドロップボックスなど、多くの職場向けアプリ/ツールの投入により、時間管理からリスト作成まであらゆる作業の効率がある程度改善される一方で、業務フローと生産性に混乱が生じているのだ。 私の以前の職場では、自分の完了した作業を1時間ごとにリストアップすることが義務付けられており、従業員はすでに終わったささいな作業の記録に毎時間5~10分費やしていた。効率性を追求するはずのこのシステム、1週間続ければ費やした時間は膨大になる。さらに私の会社では、このデータが全く活用されていなかった。 英語には「The road to hell is paved with good intentions(地獄への道は善意でできている)」ということわざがあるが、まさにその状態だ。生産性アップのために作ら