「グロースハッカー」――そんな聞きなれない言葉が今、これからのウェブマーケティングにおける重要なキーワードとして浮上している。グロースハッカー(Growth Hacker)とは成長を意味するグロースと“改善を加える人”という意味のハッカーを組み合わせた新語。 米国ではオプティマイザー(Optimizer)とも呼ばれるグロースハッカーは、2012年の米大統領選挙がルーツとされる。当時、共和党のミット・ロムニー陣営は、ウェブ上の献金集めキャンペーンのため、IT業界でグロースハックの実績のある人物を招き入れ、ABテストに代表されるサイト改善施策を実施。その結果、総額1億8000万ドル(約220億円)に及ぶ資金集めに成功した。 その潮流にいち早く注目した日本のスタートアップ企業がKaizenPlatformだ。2013年6月に元リクルートの須藤憲司氏らが「世界をKAIZEN(改善)する」をスローガ