6月10日、所沢市役所(埼玉)で、文化と自然の共生した地域づくりを目指す同構想の推進協定を締結した。 KADOKAWAは、旧所沢浄化センター跡地に製造・物流拠点を作る計画を進めていたが、同構想を受けて図書館や美術館のほか、ショップやレストランを併設して「ところざわサクラタウン」(仮称)を建設する。完成目標は2020年。さらに、市内の文化・観光拠点や観光プログラムの開発、ベンチャー育成などを行うことで観光・産業の振興を図る。 会見に臨んだKADOKAWAの角川歴彦会長は「出版界最大の製造・物流拠点を作るのが最大の目的だったが、その後構想が膨らんでいった。KADOKAWAの70年の知識とノウハウ、2700人の社員のアイデアを編集して花を開かせたい」と語った。サクラタウンにはさらに、同社のオフィスや1000人規模のテラス、ホテルなどを導入する考えもあることを明かした。