NPO法人「日本ネットワークセキュリティ協会」は、サイバー攻撃対策に役立つ技術を競う国内最大のハッカー大会「SECCON(セクコン)2016」の決勝を今月28~29日、東京電機大(東京)で開く。予選や連携大会を勝ち抜いた9カ国の参加者による24チームが世界レベルの対決を繰り広げる。 日本のほか韓国、台湾、中国、米国などから強豪が出場する。運営側が準備したサーバーに対し、最大4人の各チームがハッキングを仕掛ける。攻撃と防御の両方でポイントを稼ぎ、合計点で順位を決める。総合優勝チームには経済産業大臣賞、日本の学生の優勝チームには文部科学大臣賞を授与する。 見学にはセクコンホームページからの来場登録が必要。天才ハッカーが登場する漫画の作家を招いた座談会や、現役セキュリティー技術者によるパネル討論もある。