用途に特化したさまざまな種類が登場している昨今のストレージ市場だが、単一のソフトウェア、ハードウェアアーキテクチャーを軸に、汎用のユニファイドアーキテクチャのメリットを一貫して訴求し続けているのがネットアップだ。改めて「ユニファイド」の意味を聞いてみた。 ユニファイドストレージは10年前からやっている 1990年代、メインフレームの周辺機器に過ぎなかったストレージの世界にネットワーク化の波が訪れた。その結果、2つの大きな成果物が生まれた。1つがストレージ同士をFC(Fibre Channel)でネットワーク化するSAN(Storage Area Network)、そしてもう1つがファイルサーバー専用機であるNASである。このうち、企業向けのNASというジャンルを作り、市場をリードしてきたのがネットアップ(旧ネットワークアプライアンス)である。今となっては多くのベンダーが製品を投入している企