コワモテな悪役俳優を専門に扱う芸能プロダクション「高倉組」をご存知だろうか。本物の元アウトローが所属しているという「リアル志向」が話題を呼び、昨年はCNNから密着取材を受けるなど、海外メディアも熱視線を送る芸能プロなのだ。 そんな海千山千の悪役俳優らを揃える高倉組において、ひときわ異彩を放っているのが、元ヤクザというガチンコな経歴を持つ或布理萬(あるふ・りまん)氏(44)である。 20年近く身を置いた裏社会との関係を完全に断ち切り、IT系の会社経営をしながら、今年4月から放送中のドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)への出演も果たす或布氏。その波乱に満ちた自身の半生と、コワモテな外見からは想像もつかない意外な一面まで、包み隠すことなく語ってくれた。 ――ヤクザをやっていた当時、大変なことや苦しいことが多かったのではないですか。 或布理萬:ほとんどがツラい思い出ばかりです。僕が