韓国のムン・ヒサン(文喜相)国会議長は、慰安婦問題をめぐり、天皇陛下が謝罪すれば解消されるなどと述べた自身の発言に対し、日本政府が謝罪と撤回を求めていることについて、「なぜこのように大きな問題になるのか、到底理解できない。謝罪することではない」などとして拒否しました。 韓国国会の報道官によりますと、これについてアメリカを訪問中のムン国会議長は記者団に対し、「なぜこのように大きな問題になるのか、安倍総理大臣まで出てきたことは、到底理解できない」と述べたということです。 そのうえでムン国会議長は「謝罪することではない。私がした話は持論であり、根本的な解決方法だと今でも考えている」と述べ、日本政府が求める謝罪と撤回を拒否したということです。 去年7月に韓国の国会議長に選出されたムン・ヒサン氏は73歳。 当選回数は6回に上る革新系の与党「共に民主党」の重鎮です。 2003年、ノ・ムヒョン(盧武鉉)