大阪スパイスカレーとは、1992年にミナミのアメリカ村で開業したカレー屋「カシミール」で産声を上げ、2000年代に入って大阪で出す店が増えた新しいタイプのカレーだ。日本人が営むカレー屋が独自に調合したスパイシーなカレーで、ご飯と合わせる、出しを使うといった和テイストに特徴がある。豊かな個性は、店主の多くが副業としてカレー屋を営んでいるところにもある、と言われている。 辛いカレーが注目されたのは1980年代 2008年頃から地元関西で、2011年頃から東京でも紹介され、ここ2、3年ブームとなっている。最近は、「旧ヤム邸 シモキタ荘」など、東京に進出する店が増えていることもあり、「スパイスカレー」という新しいカレーのジャンルができつつある。 スパイシーなのにあっさりした味は、新しい感覚だが、ご飯と合わせるせいか、昔からなじんできたような味わいでもある。刺激的だが、いくつもの味の層が重なっている
