SNSでは、似た価値観や似た環境の者同士でフォローしあうと、同じ情報だけが耳に入ってくるようになります。そして、その情報が真実だと思い、信じ込んでしまいます。このような状態を「エコーチェンバー現象」と呼びます。これは、誤った“意思決定”や“行動選択”をしてしまう危険性があるので注意が必要です。 今回は、SNSが発達した現代に陥りやすい「エコーチェンバー現象」について、身近な具体例を交えながら、対策についても解説をしていきます。 エコーチェンバー現象とは? 「エコーチェンバー現象」とは、ソーシャルメディアを利用する際に、自分と似た興味関心を持つユーザーばかりをフォローする結果、似た情報ばかりが行き交う状況を「閉じた小部屋(共鳴室)で音が反響する物理現象」に例えたものです。 同じ価値観を持った人たちだけとコミュニケーションを取る閉鎖的な状況では、同じような意見を見聞きし続けることになります。こ