フィリピン・ダバオで記者会見に臨むロドリゴ・ドゥテルテ次期大統領(2016年5月31日撮影)。(c)AFP/MANMAN DEJETO 【6月1日 AFP】過激な発言で物議を醸しているフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)次期大統領が、今度は腐敗した記者の暗殺を容認するような発言をし、地元記者団体から猛反発を受けている。フィリピンではかねて記者の殺害が横行しているだけに、同氏の暴言は新たな殺害を誘発しかねないと警告している。 首都マニラ(Manila)では先週、記者が射殺される事件が発生。こうした記者の殺害が相次いでいる問題にどう対処するかと5月31日の記者会見で問われたドゥテルテ氏は「記者だからといって、暗殺から逃れられるわけじゃない。そいつがくそ野郎だった場合はな」と答え、収賄などの不正に関わった記者の殺害は正当化できるとの見解を示した。 これに対してフィリ