慰安婦問題に関する韓国での一般的な認識が実態とは異なると著書で指摘した韓国の大学教授が名誉毀損の罪に問われていた裁判で、裁判所は25日、「抽象的な表現で著者の意見を表明したものだ」などとして、大学教授に対して無罪を言い渡しました。 この著書について、韓国の検察は、女性たちが「自発的に慰安婦になった」とか「旧日本軍と同志的な関係にあった」などといった記述があり、元慰安婦たちの名誉を傷つけたとして、おととし、パク教授を名誉毀損の罪で在宅起訴し、先月、懲役3年を求刑しました。 25日の判決で、ソウル東部地方裁判所は「著書にはすべての女性が自発的に慰安婦になったという記述はない。同志的な関係という部分も抽象的で比喩的な表現で、著者の意見を表明したものだ」として、検察側の主張を退け、パク教授に無罪を言い渡しました。 判決はまた、「学術的な研究は、既存の思想や価値に対して疑問を呈することによって発展し