頑張る日本製部品たち 限られたスペース、限られた電力といった過酷な環境下で高性能を発揮するのが日本製品だ。世界シェアを独占している製品も少なくない。その筆頭は旭化成の3軸地磁気センサー(電子コンパス)「AK8963」だ。タブレットに限らず、携帯電話やスマートフォンに搭載されている地磁気センサーは、ほぼ例外なく同社の製品である。どちらが北かを示し、地図ソフトなどと連動して活躍している。今では、これなしの生活は考えられない、というほど普及したが、使いやすいアプリに加え、肝心要のセンサーが高性能を発揮し、タテヨコ2mm程度でモバイル端末にも搭載可能なほど小型化され、大量生産が可能で、しかも安いという優れた特性がなければ、モバイル地図は日の目を見なかったかもしれない。 このほかに、日本が圧倒的な存在感を示す部品はフラッシュメモリーである。写真や音楽を保存するスペースで、iPad miniでは16G
アップルが2012年11月2日にリリースした「iPad mini」は、ディスプレイのサイズが7.9インチとこれまでのiPadと比べて小さく、プロセッサーも「iPhone 5」がA6、「iPad Retinaディスプレイモデル」がA6Xを採用するのに対してiPad miniはA5であり、一見するとアップル製モバイル機器の中間的存在という印象を受ける。しかし内部をのぞくと、最新のタッチパネルの採用や、部品の簡素化を可能にしたと思われる高度な設計など、新機軸が見えてくる。本稿ではiPad miniのそのような優れた点を取り上げ、おなじみの分解手順、搭載部品情報、さらにこれからのタブレットに関係する展望や新技術をご紹介する。 相変らず美しい内部 iPad miniの構造は、歴代のiPadと同様、底面がUの字型をした筐体の上にバッテリーを搭載し、余ったスペースに基板を置き、その上にディスプレイとタッ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く