兵庫県西宮市の今村岳司市長は15日の定例会見で、市の見解を公表する方法として「今後は記者会見ではなく、ホームページ(HP)に文書を上げる」と述べた。市と住民が対立する借り上げ復興住宅問題など「論議を呼ぶ内容」を対象にするとし、報道機関に対しては「『ウェブに詳しく載っている』と書いていただくのが一番いい」などと主張した。 西宮市長の取材監視映像 「部分開示する」と決定 市長は今後、会見を拒否することも示唆しており、専門家からは「権力者が自分に都合のいい情報だけを発信することになる」と疑問視する声が上がっている。 今村市長は「(記者会見しても)市の見解を(報道機関が)そのまま掲載してもらえると思っていないし、住民に正確に伝わるとは考えていない」と発言。今後は「誤解を招きうる内容やいろんな捉え方がされる内容、論議を呼ぶ内容」について、会見ではなく、HPに文書で市の見解を発表していく方針を示し