東京都中央区の小坂和輝区議(55)が、新型コロナウイルスへの感染が判明した後、自身が院長を務める区内の小児科専門クリニックで診療を続けていたことが分かった。無症状で、判明後に自ら行った抗原検査では陰性だったため「過去に感染し回復していると判断した」という。区保健所は14日、「医師の立場でありながら、安易な自己判断をした」として区議に厳重注意した。 小坂区議や区保健所によると、区議は5日に無料PCR検査を受け、6日に陽性と判明。7日以降、自身で毎日抗原検査を実施したが陰性だったという。感染症法上は本来12日まで療養期間だったが、診療を継続。クリニックではコロナ患者の対応をしており「迷惑をかけると思った」としている。