本日、1月17日から20日まで開催される今年のダボス会議。本体会議の討議のための素材として活用されている報告書が「グローバル・リスク報告書」だ。経済界のみならず、各国政府、国際機関らの長期戦略策定にも大きな影響を与えている、世界経済フォーラムの「グローバル・リスク研究」の最新動向を概説する。 「我々が宇宙人だとして、どうやって地球人を滅ぼすか?」という問いに皆の関心が一気に向いた。それぞれの専門知や想像力で、人類そして地球崩壊の戦略論とそのシナリオを語る中、私は「このまま静観していれば良いのではないか。ガン細胞が自己目的のために増殖して人間とともに朽ちるように、人類もまた地球とともに自滅するのでは。経済格差、気候変動、テロ、パンデミック、生物多様性、エネルギー、貧困、自然災害、格差、サイバー……など、地球が抱える問題をいまの人類は解決できない。ジョン・レノンは嘆き悲しむだろうけど……。」と