ペルーの首都リマで、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」を記念して行進する活動家たち(2015年11月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/CRIS BOURONCLE 【6月16日 AFP】第3子を妊娠していたビクトリア・ビーゴさんは、医師たちから帝王切開で産まなければならないと告げられた。妊娠7か月で合併症を引き起こしていた彼女には、それが最も安全な方法だと、医師たちは言った。 帝王切開が行われたが、医師らはそこで終わらなかった。彼女の同意を得ることなく、卵管を縛ったのだ。彼女はもう妊娠できなくなった。しかも、帝王切開で取り上げられた赤ん坊は死亡した。 ビーゴさんは、1996年から2001年の間にペルー政府によって強制的に避妊手術をされたと訴える30万人のうちの1人だ。訴えている相手は、当時の大統領、アルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)氏。彼女たちは来月、裁判所が捜査
「韓国人は日本が嫌い」「反日国家だ」といった見出しが雑誌の誌面をしばしば飾っている。「だったらこっちも嫌えばいい」とばかりに、韓国たたきの記事が氾濫する。だが韓国に住んで17年になる吉方べきさんは、日本メディアの韓国報道はあまりにゆがんでいると指摘する。吉方さんに、現地から見えるその「ゆがみ」について寄稿していただいた。 思いこみや決めつけが多い日本の韓国報道 昨年(2015年)6月5日、日本の新聞に「韓国が『反日』になった本当の理由をあなたは知っていますか?」というコピーの広告が載りました。フジテレビの番組「池上彰緊急スペシャル」の宣伝です。私はツイッターでそのことを知り、「とうとうここまで来たか」と思わずつぶやいてしまいました。 個人的に「韓国=反日」の決めつけが深刻だと考え始めて10年以上になりますが、こうした日本における韓国報道は、そこに在住する筆者の実感とは全く違います。「これは
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