農民、漁民、日雇労働者、女子高生、巫女、 同じ国の同じ時代に生きる、 それぞれの暮らし、それぞれの言葉に、 詩は向き合えるか。 谷川俊太郎 谷川俊太郎さんがお亡くなりになりました。 私が谷川さんと初めてお会いしたのが2011年の5月です。紀伊國屋書店のオリジナルDVD『詩人 谷川俊太郎』制作の了解を得るためでした。 その際、谷川さんからのご提案で、谷川さんの朗読会やトークショーなどのイベントを収録することを7月から始めました。そして、翌年の2月収録したものの編集をやりながらインタビューを収録し『詩人 谷川俊太郎』が完成したのです。 1年近く谷川さんを追い続けていくうちに、劇場公開できるドキュメンタリーを作りたいと思い谷川さんに了解を得て作ったのが2014年公開の『谷川さん、詩をひとつ作ってください。』です。 本作では、杉本監督と「詩ができるまでを撮影したい」と思い、谷川さんの山荘の書斎から
