122科学の「基礎」をめぐる3つの旅 現代の私たちの生活を支える高度な技術は、小さな発明や発見の積み重ねにより培われてきました。そしてこうした発明や発見の多くを導き出してきたのは、科学の手法や考え方です。それでは、いまの私たちの暮らしの基礎となってきた科学とは、一体どのようなものの見方なのでしょうか。 今回は「基礎」をキーワードに、中学生以上対象の「おとなイベント」として、科学とは何かを考える3つの旅路にご案内いたします。 第1の旅「技術の基礎を考える」/紙に書かれた絵の情報を、遠くにいる人に伝えるため、どうやって絵を情報に変換するか?データ通信で使う情報変換の仕組みを体感します。 第2の旅「基礎を支える研究」/架空の生物模型ハクブツムシのスケッチをとり、特徴を拾い出すことからスタートし、目の前の標本について、参加者同士で議論しながら考えていきます。 第3の旅「社会基盤を支える基礎となる科