桜餅(さくらもち)は、桜にちなんだ和菓子であり、桜の葉で餅菓子を包んだもの。雛菓子の一つでもあり、春の季語である。 一般に「桜餅」と呼称されるものには、関東地方で考案されて東日本を中心に広まった関東風と、関西地方で考案され全国に広まった関西風の2種類が存在する[1]。 通年で食べられる菓子だが、名称にもあるとおり食紅で桜をイメージさせるピンク色に着色していることもあり、今日では雛祭りに欠かせない菓子の1つとして定着している。元々雛祭りの定番ではなかったが、ピンクの色が雛祭りのイメージに合うことや、端午の節句で柏餅が定着していたことなどから、上巳(桃)の節句で桜餅を食べるようになったと考えられる。 関東風桜餅[編集] 長命寺 (門前は関東風桜餅の発祥地) 関東風桜餅 関東風の「桜餅」は、小麦粉などを用いた生地を平たく焼いて餡を包んだクレープ状の平鍋菓子[1]。東京都墨田区にある長命寺の門前の