2014年末ぐらいから北米におけるソニー製テレビの売り上げが急伸しているという情報が入りはじめ、当初は戸惑った記憶がある。大型テレビの4K化という流れの中、ソニーがテレビを売りやすい環境にはなっていたものの、当のソニーは高付加価値モデルにフォーカスし、「数より収益性」という方針を打ち出していた。とてもではないが、売り上げ台数が急伸するとは思えない。 【グラフ】欧州でのソニーのテレビ出荷台数が急伸中 ところが1月に全米をカバーする唯一の家電量販専門店であるベストバイに行ってみると、そこには多数のソニー製品が並んでいた。一時はサムスン電子やLGエレクトロニクスなどの韓国勢に席巻されていた売り場をソニー取り戻したのは、販促予算をベストバイ系列に集中させ、主要350店舗にソニーブランドの「ストア・イン・ストア」を作ったからだった。 ■ ソニーがベストバイで行ったこと テレビ事業のマーケティン
![意外! ソニーのテレビが欧米で復活していた (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d5bea04f5c2f96351a797bc5c272c3d25c6ee31/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Flpt.c.yimg.jp%2Famd%2F20150908-00083597-toyo-000-view.jpg)