図3●アンケート結果を様々な切り口で集計するSQL文の例<BR>「1.回答者人数を年齢範囲で集計する」,「2.ある質問の回答数を年齢範囲で集計する」――という2つのSQL文の例を示した。このような集計は,SQL文でデータをまとめて取り出した後でJavaやVisual Basicのプログラムで集計することもできる。だが,大量データから集計する場合,できるだけSQL文で処理した方が実行性能が良い ロック待ちを回避したい場合,SELECT~FOR UPDATE文ではNOWAITオプションを付ければよい。実行性能を向上させるポイントは,(1)データ集計などはできるだけRDBMS上で処理し,(2)省略可能な処理はできるだけ実施しないことである。(3)省略可能な処理には,SQL文の解析処理とデータベースへの接続処理がある。そのほか,ミドルウエアの仕様を確認しておくこと,本番データを使ってテストしておく