2025 年夏、参政党は地方選で相次ぎトップ当選を果たし、支持率も既成政党を脅かす水準に達した。この躍進を、「右派ポピュリズムはなぜ伸びるのか」 という世界的課題の一断面として読み解きたい。 本稿では、参政党の支持率、そして右派ポピュリズムが何故伸びていくのかについて、解説を試みた。同時に、あまり語られてこなかったがグローバルになぜ「中道右派」「穏健保守」が衰退したのかについても書いた。 本来は選挙結果が明らかになった段階で公開することを予定していたが、やはり選挙前に選挙前に有権者に公開することが適切と考えたため、このタイミングでの公開になった。 タイトルを「参政党が自民党を越える日」とした。やや扇情的に見えるかもしれないが、リフォームUKと保守党、国民連合と共和党、イタリアの同胞とフォルツァ・イタリアなど、欧州の右派ポピュリズムと中道右派の関係を考えれば、これは遠い日ではない。 中道右派
