スマッシュ文庫7月新刊。「うちのメイドは不定形」の静川龍宗先生の新作です。 スマッシュ文庫ですが、群馬県から来た少女のようなSAN値がゴリゴリ削られる小説とは違って、まともに読める小説でした。 あらすじ 「美味なる鉄砲を馳走にて!」鉄砲撃ちの少女かがせが引き金を引くと、火縄で点火された火薬が爆発して玉が飛び出した―。1563年、戦乱相次ぐ日本は戦国時代の只中にあり、世界は大航海時代を迎えて繋がりはじめていた。群雄割拠する日本で足利将軍を助けたいというかがせは、来日した南蛮人の修道士ミゲルと従者たちに接触する。だが、ミゲルはキリスト教の布教ではなく、異教の神々の血統である「因子もち」の発現を確認に来た巡察師だった。彼らとの邂逅でかがせは歴史に抗うことはできるのか?戦国時代の日本を舞台にした歴史冒険活劇、火蓋が切られます! 以下、途中までのネタバレがあります。神性と人との交わりにより産み落とさ