本部町は約40年ほど前から在来の青ネギが存在していました。そのネギは「年中ビラ(ニンジュウビラ=一年中栽培できるネギという意味。ニンジュウ=年中、ビラ=ネギ」と呼ばれ、備瀬地域を中心に栽培されていたと言います。それが一時、生産が下火になっていたため、本部町からネギの専業農家さんがほとんどいなくなってしまいました。しかし鮮烈な香りと風味を持つ在来ネギは、そのおいしさもあり、各家庭で細々と栽培され、消費されていました。 沖縄の青ネギは、とても数量が少ないのをご存知でしょうか。その収穫の大変さゆえに青ネギ専門で育てる農家さんは少ないと言われています。その中、現在本部町では在来の青ネギの大量生産、ブランド化に向けて町をあげて取り組んでいます。平成23年、ネギ農家の座覇政友さんが朝市で販売していたのを以前から注目していた本部町の平良福町長が「本部町在来のネギを残していこう」とプロジェクトとして取り組