[補足] 本文中の必要摂取量、推奨摂取量、上限値・下限値等はアメリカ人を対象としたデータです。日本人に関するデータについては「日本人の食事摂取基準(厚生労働省)」などをご覧ください。 日本人の食事摂取基準(厚生労働省) はじめに ビタミンD(別名カルシフェロール)は脂溶性ビタミンで、いくつかの食物に天然に含まれており、それ以外の食物に添加されたり、サプリメントとして入手できたりもする。また、体内において生合成も行われ、日光の紫外線(ultraviolete:UV)が皮膚に当たるとビタミンD合成が誘発される。 日光曝露、食物、サプリメントから得られたビタミンDは生物学的に不活性で、活性化するには体内で水酸化を2回受ける必要がある。1回目の水酸化は肝臓内で受け、これによりビタミンDは、25-ヒドロキシビタミンD(25(OH)D)(別名カルシジオール)に変換されます。2回目の水酸化は主に腎臓内で